政治ジャーナリスト田﨑史郎氏は18日夜に放送されたBSフジ「プライムニュース」(月~金曜午後8時)に出演。18日に行われた首相指名選挙で、参院側に残る立憲民主党内で「造反」が出たことについて、「造反」した議員5人について「名前を見ていると、小沢一郎さんの系列の参院議員」と指摘した。
立民と公明党が合流して衆院側で結党した中道改革連合は17日、小川淳也代表が立民の水岡俊一代表、公明の竹谷とし子代表と会談し、首相指名選挙では参院でも小川氏の名前を書くことで合意。参院の首相指名選挙では、高市早苗首相が123票と過半数に1票足りず、58票の小川氏と決選投票になったが、1回目の投票では5人が水岡氏に投票。その後、小沢氏の側近で知られる森裕子、青木愛両参院議員が水岡氏に投票したことを認め、衆院側と足並みが乱れる結果となった。
番組では、参院本会議後に森氏が「立憲民主党に所属しており、私たちの理念は何も変わっていないことを示すためも、立憲民主党の代表に投票させていただいた」とコメントする様子も伝えた。
これを受け、田﨑氏は「昨日の小川さんと参議院の立憲、公明の会談では、(参院でも)小川さんでやりましょうと合意している。5人はいわゆる造反をしているが、さきの衆院選で落選された小沢一郎さん系列の参院議員ですよ、名前を見ていると」と指摘した上で、「何か、裏があるのではないかと」と分析した。
「表向きの理由としては立憲民主党の参院の議員会長(で代表の)水岡さんに投票したというのは1つの理由になるが、その前に、(参院側も)小川さんに投票しようと合意しているのをあえて振り切って水岡さんに投票したのは、小川さんに対する不満の表れととれる」とも述べ、「中道という政党の中で、何かがあったではないかと思う」と分析した。
キャスターに「何もなくてもそう見られますよね」と問われると「そうです。はい」と応じ、「小沢一郎さん系列の人たちがあまり(人事で)処遇されてないのではないか。そういう可能性がありますよね」との見方も示した。
参院側の中道への合流については、衆院選の惨敗を受けて時期も決まらず不透明な状況が続いている。田﨑氏は中道の今後について「あくまでぼくの見立てですが、2年半後に参院選があるが、今の参院の立憲民主党の人たちは、中道では戦いたくないと思っているのではないか」と分析。「そうした場合、参院選の前に、中道という政党が果たして維持されているんだろうかというのは、政治ウオッチャーとしては見ていかないといけない」と、中道の今後の不透明な状況についても言及した。

