松本洋平文科相は12日の衆院予算委員会で、この日発売された「週刊文春」で、かつて既婚女性と不倫関係にあったと報じられたことについて「今現在の話ではなく、過去の話」との表現で、事実関係を認めた。

中道改革連合の早稲田夕季議員の質問に答えた。

週刊文春は11日に配信した電子版の記事で、「高市内閣に衝撃不倫スキャンダル」などの見出しで、松本氏が、既婚女性と「W不倫」の関係にあったとする内容の記事を報じた。

早稲田氏に、報道内容が事実か問われた松本氏は「週刊誌に私の件が報じられ、まずはみなさま方におわびを申し上げたい。本当に申し訳ございませんでした」と謝罪。「相手もあることで、すべてにコメントすることはなかなか難しい」とした上で、報道内容は「今現在の話ではなく、過去の話。その段階で私自身、妻や家族とはすでにいろいろ話をして、妻からも大きな叱責(しっせき)を当時もらった」と述べ、「私自身も真摯(しんし)に謝罪をして受け入れてもらい、家族間では整理がついている案件だ。しかしながらあらためて報道がされ、多くのみなさまに大変なご迷惑をおかけし、大変申し訳なく思っている」と、謝罪の言葉を繰り返した。

その上で「大変反省し、みなさま方からの大変厳しいお声も、受け止めているところであります」と述べた。

早稲田氏は「反省をしている、ということだが、私もそう思います」と応じ、「責任をどう取られるのか。小学生の保護者の方からは、大変残念だと。期待をしているだけに、そういうことがあると文科行政への不信感が出てしまうと(いう声もある)。青少年の健全育成を担うお立場だからだ」とした上で、報じられた中に、女性を休日の土曜日に議員会館に招いたという内容も含まれていたことに触れ、「会館規則の禁止事項ということで、秩序を乱したり、他人に迷惑をかける行為、不体裁な行為などに当たるか当たらないか。ご自身の責任をどうされるか」と問うた。

週刊文春によると、松本氏は2020年ごろから女性と不倫関係にあったという。早稲田氏は報道内容をもとに、松本氏が議員会館に女性を入れたのは、22年8月13日の土曜日だと指摘した。

松本氏は「過去の話であり、議員会館に当該女性が来たかどうかの記録は残っていないが、いらっしゃったのは事実」と述べた。その上で「いらして何をしたのかということだと思うが、議員会館を案内させていただき、意見交換や普通にお話をさせていただいた。そういう意味からすると、規則に反しているようなことがあったのかと言われれば、私は『ない』と申し上げたい」と述べ、やましい行為はなかったと主張した。

その上で、「今審議いただいている予算の中には、文科省が所管する大切な予算も含まれており、1日たりとも遅滞が許されない。厳しいお声は正面から真摯に受け止めたい。私自身はこうした課題を解決する中で、信頼回復をできるよう全力を尽くすことが、今、私が行い得る最大のこと。これからも全力で職責を尽くしたい」として、辞任を否定した。

任命責任について問われた高市早苗首相は「文科行政のスペシャリストとして就任をお願いした。仕事でしっかりと返してほしい」と述べ、更迭を否定した。