高市早苗首相は6日の参院決算委員会で、野党が求めていた予算委員会や党首討論での首相出席がなかなか実現せず、野党が国会審議に応じない一因になっていたことをめぐり「誠意をもって対応を」と質問を受け「これまでも誠実に答弁をさせてもらった。これからも(国会の)お求めがあれば出席して答弁してまいります」と述べた。

立憲民主党の吉田忠智議員への答弁。決算委に先立ちこの日午前、高市首相と参院自民党幹部の協議、参院与野党幹部の協議をへて、参議院では7日以降、審議の正常化に向かうことが確認された。吉田氏は、この間国会の不正常化が続いてきたことについて、「やっと正常化されるということでゴーサインが出て、参院に送られている17本の法案の審議を明日から再開することになった」と指摘。「どういう事情か分からないが、総理は参院予算委員会集中審議、党首討論に出ていただけなかった」と皮肉交じりに指摘しながら「しっかり出て誠意をもって対応するとお話をいただきたい」と求めた。

高市首相は「国会審議ののあり方は国会でお決めいただくこと。お求めがあればこのように出席して、これまでも誠実に答弁をさせていただいた」と主張。「これからも、お求めがあればしっかりと出席して答弁させていただきます」と応じた。

衆参両院での首相答弁をめぐっては、先月22日の予算委員会集中審議で、昨年の自民党総裁選などでの首相陣営の中傷動画作成疑惑をめぐり、高市首相が秘書の「陳述書」を国会に提出することで答弁に代えたいと答弁し、議論が紛糾した経緯がある。その後、首相の国会出席と答弁を求める野党と与党の間で調整が難航。野党が審議に応じず、国会が不正常化する一つのきっかけとなった。