北海道大が27日、公式サイトを更新し、在学中の大学院生が実験中に化学物質を浴び死亡した件について、経緯を説明した。
北大は「本学大学院学生の死亡事故について」と題した声明を公開。「8月27日(木)朝、本学理学部建物において、大学院学生1名がフッ化水素酸を被る事故が発生し、救助にあたった大学院学生1名及び学部学生1名も軽傷を負い、病院へ搬送されました」と報告。
「その後、搬送先の病院において、フッ化水素酸を被った大学院学生の死亡が確認されました。亡くなられた学生のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます」とした上で「なお、軽傷を負った学生2名については、健康状態に問題はありません」と補足。
続けて「本学といたしましては、安全な環境の下で教育研究活動が行われるべき大学において、このような痛ましい事故により学生の尊い命が失われる事態となりましたことを重く受け止めております」とした。
フッ化水素酸は、金属やガラスの加工など工業的に幅広く使われるが、組織に対して非常に強い腐蝕性があるため、毒物及び劇物取締法において毒物に指定されている
▼以下、発表全文。
本学大学院学生の死亡事故について
8月27日(木)朝、本学理学部建物において、大学院学生1名がフッ化水素酸を被る事故が発生し、救助にあたった大学院学生1名及び学部学生1名も軽傷を負い、病院へ搬送されました。
その後、搬送先の病院において、フッ化水素酸を被った大学院学生の死亡が確認されました。亡くなられた学生のご冥福を心よりお祈り申し上げますとともに、ご遺族の皆様に謹んでお悔やみ申し上げます。
なお、軽傷を負った学生2名については、健康状態に問題はありません。
本学といたしましては、安全な環境の下で教育研究活動が行われるべき大学において、このような痛ましい事故により学生の尊い命が失われる事態となりましたことを重く受け止めております。
現在、関係機関と連携しながら事故原因等について調査を進めております。本件を厳粛に受け止め、事故原因の究明に努めてまいります。新たな事実が判明しましたら、改めてお知らせいたします。
2026年8月27日
北海道大学

