今季、神奈川県サッカー協会3種2部リーグに昇格したMKFC(横浜市)が、カズ(横浜FC)とジーコイズムで日本クラブジュニアユース選手権同県大会での躍進を目指す。

 同FC岡本賢二監督は東海大五(現東海大福岡)の1、2年時、FWとして86、87年度の全国選手権出場。卒業後、全盛期の読売クラブ(現J2東京V)に入団し、ブラジルから帰国直後のカズらの薫陶を受けた。

 退団後は当時日本サッカーリーグ2部で、J1鹿島の前身住友金属に入団したジーコ氏からも指導を受けた。「カズさんもジーコ氏も、とにかく練習が大好き。シュートの考え方、視野を広く持つという思想を学びました」と話し、現在の指導にも生かしている。

 DF今村朋暉主将は「優勝を狙いたい」と意気込む。また、所属する70選手へのあいさつで学業を励行。今季U-15を卒業するMF谷晃輔主将は「目標は文武両道」、現U-13のMF田中敦基主将は「礼儀も身に付けた」と語った。選手としてはもちろん、人間教育も同クラブの特長の1つだ。