今季から、なでしこリーグ昨季3位のノジマステラ神奈川相模原の指揮を執る野田朱美新監督(49)が、リーグ戦優勝を目標に掲げた。2日、相模原市内で行われた新体制発表会見で「2強に勝つには強い個性をいかに組織に生かすかが必要。攻守に連動したサッカーで、リーグ戦のタイトルを取りたい」と、昨季優勝の日テレ、2位のINAC神戸打倒を宣言した。

今季は野田監督自らスカウトした即戦力の選手含む9人が新加入。千葉レディースから加入したDF桜本尚子(28)は「監督の熱い思いで声を掛けられて決断した。守備でタイトル獲得に貢献したい」。10年なでしこジャパンメンバーで、長野から移籍のMF中野真奈美(32)は「細かなポジショニング、トラップ1つでも教えてくれる。移籍決断の1番の理由は野田監督」と、信頼の厚さを語る。

また、今年はワールドカップイヤー。野田監督は「1人でも多くの代表選手を輩出したい」とタイトル獲得と並行して、なでしこジャパンメンバーの育成にも意欲を見せた。