八千代シニア(東関東支部・西千葉ブロック)の早坂徹監督は「硬式野球6年間計画」を説く。「中学で基礎を磨き、そこで目立てなくても高1の秋にはレギュラー番号をもらえるように」という考えだ。

4年前、同監督が着任したときは中1が8人のみだった。チームをどん底からはい上がらせるための心構えも徹底してきた。練習の最後に全員で唱える6カ条を日課にしたのだ。「体を作るという意味で、最初に『野球のために』を付けて6つのスローガンを復唱します。<1>寝ること<2>食べること<3>学ぶこと(勉強も含む)<4>練習をすること<5>ケアをすること<6>健康管理をすることです」(同監督)。

その結果、8人の部員は高2になり全員がベンチ入りしているという。一昨年、チームは秋の関東大会にも進出、監督が目指す「1点を守る野球」を実践する。

新チームの主将は岡田元輝(捕手)。エースの新川智也はきれいな回転の直球が武器で、1年生には不動の3番打者・梅村陸斗(遊撃手)も擁する。「対外試合は年間100試合。冬の特訓を経て、来春には見違えるような勇姿を見せてくれると思いますよ」(同)。