世田谷シニア(東東京シニア・城南ブロック)は、歴史と伝統あるチームらしく、練習場は丸子グラウンド(巨人軍旧多摩川グラウンド)を主に使用。毎週水曜には神宮球場室内練習場にて目黒西チームと合同練習をする。「ヤクルトさんがゲーム前に使う場所で、主に打撃練習が中心です」と冨山恒一監督。新チームは足のある選手がそろい、二盗、三盗を積極的に狙って相手チームを困惑させる。

監督が推す注目選手は大沼義篤捕手(1番)。「非常に能力が高く肩も強い。足も速くて本番で力を発揮するタイプ。出塁率、盗塁数ともにチーム一です」。守備面ではエースの勝又将太郎(4番)に注目。上手投げの本格派で、先発してゲームを作る。後続の投手は2年に3人、1年に3人いて盤石だ。まとめ役として後藤琉人主将(二塁手)が積極的なプレーでリーダーシップを発揮する。「ゲームでは1球でも多く打たせ1球でも多く取らせてあげたい。練習試合は全員出場が基本です」(同監督)。

ただ、先の台風被害で丸子グラウンドは壊滅。復旧のめどは立っていない。そんな逆境をはねのけて、春は関東大会出場を目指す!