エンゼルスの主砲、マイク・トラウト外野手(32)が、5日に左膝半月板損傷の手術を受けることが決まった。ミナシアンGMが4月30日、発表した。復帰時期は未定だが、今季中に復帰できる見通しだという。

前日の試合後にMRI検査で損傷が発覚した。「いつ故障したのか分からない。何かにぶつかったんだろう。気づかなかっただけかもしれない。(前日の)試合後、治療を受けると本当に痛かった。昨夜は寝るのがつらかった。一晩中ずっと痛んでいた」。フィリーズ戦後、トラウトは涙をこぼして明かした。

今季は29試合で両リーグトップタイの10本塁打、14打点、6盗塁、打率2割2分、OPS・866と好調だった。大谷が抜けたエ軍は11勝19敗。首位と6ゲーム差のア・リーグ西地区4位につけているが、レンドンに続いて主力が長期離脱となった。

トラウトは近年故障に悩まされ、21年は右ふくらはぎの張りで出場36試合、22年は腰の張りで出場119試合、昨季は左手首の有鉤(ゆうこう)骨骨折で出場82試合にとどまった。「簡単な手術なのですぐに受けて、できるだけ早く戻るつもりだが、つらい」と落ち込んでいた。