来週末は3歳馬の頂点を決めるダービー(G1、芝2400メートル、29日=東京)が行われる。皐月賞でワンツーフィニッシュを決めた木村厩舎勢のジオグリフ(牡)とイクイノックス(牡)は、ともに坂路を上がった。

午前4時半の開門直後、ジオグリフは僚馬の外を先行し併入。4ハロン54秒8-12秒4を計時し、力強い脚さばきを見せた。続いてイクイノックスも僚馬の外を先行。4ハロン54秒2-11秒9と軽快な動きで先着した。

木村師は皐月賞を制したジオグリフに「リズムよく走れていて、いいですね。皐月賞前と同じような調整で進められています。皐月賞は本当に精いっぱい走りきってくれて、そこからどこまで回復できるものかなと考えていましたが、思っていた以上に取り戻してくれて、改めてすごい馬だと思っています」と好感触を示した。

また、半年ぶりのレースで2着のイクイノックスに「こちらもリズムよく、走りの雰囲気はよかったです。ジオグリフと比べると、まだ体質的にはそこまでではない部分もあるのですが、こちらも前回と同じようなコンディションをキープできています。水曜の追い切りはルメール騎手に乗ってもらう予定です」とコメントした。