3番人気スターズオンアース(高柳瑞)が史上16頭目の牝馬2冠を達成した。勝ちタイムは2分23秒9。鞍上のルメール騎手は今年のJRA重賞22戦目で初制覇がG1勝利となった。

サウンドビバーチェの放馬、競走除外により15分遅れでスタート。大外枠のスターズオンアースは中団待機。直線残り100メートルで馬場の真ん中から豪快に脚を伸ばして差し切った。ゴール直後にルメール騎手は力強くほえ、右拳で胸をたたいた。

テン乗りで2冠に導き「本当にうれしく思います。馬の状態はすごくよかったですけど、18番からけっこう大変なレースになりました。最初は優しく乗りたかった。直線でどんな脚を使えるかどうか見ていましたけど、やっぱり最初から冷静に走ってくれましたし、最後すごくいい脚を使ってくれました」と喜んだ。

初の2400メートルも克服し「彼女の血統はすごくスタミナがあるので距離は心配しませんでした。今日はすごくいい能力を見せたので、1600メートルでも勝って、2400メートルでも勝って2000メートルも勝つことができると思います」と秋華賞を残す牝馬3冠へ意欲を示した。

また今週から東京競馬場への入場数が約7万人となった。ルメール騎手は「今日はファンの方が戻ってきて7万人くらいいますし、それがよかったです。お客さんなしで競馬は楽しくないですから、今日は来てくれて本当にありがとうございます。僕はこのステージに立つのが久しぶりです。お待たせしました。ファンの大きなサポートで頑張れます。また来週イクイノックスでまた頑張りたいです」と来週末のダービーでの活躍を誓った。

2着は10番人気スタニングローズ、3着は4番人気ナミュール。

馬連(2)(18)8150円、馬単(18)(2)1万2750円、3連複(2)(8)(18)1万9360円、3連単(18)(2)(8)11万9010円。

(注=成績、払戻金などは必ず主催者発行のものと照合してください)