安田記念(G1、芝1600メートル、5日=東京)の共同記者会見が1日、行われた。丸田恭介騎手(36)は高松宮記念を制したナランフレグ(牡6、宗像)に騎乗する。G1初制覇の記念ジャンパーを着て、2階級制覇を狙うパートナーについて語った。以下、丸田騎手の一問一答。

-今朝の追い切りの狙いは

丸田騎手 先週しまいにびっちり追ったので、今週は全体的にさらっと流すような追い切りになっています。強く刺激を入れることなくスムーズに反応してくれましたし、しまいの伸びも期待した通りでした。多少やんちゃなところがあるので、その辺をさせないようにということと、今日はナランフレグが気持ちよく走ってくれるように接しました。

-G1制覇から2カ月たちますが、今の気持ちは

丸田騎手 僕自身初めてのG1勝利でしたし、G1勝利を目指していたのでうれしかったですね。時間がたってもうれしく思っています。

-G1制覇後の変化は

丸田騎手 基本的にやることは変わらないですが、勝ったことがないのと勝てたのでは大きく違うところだと思います。

-安田記念へ向けて

丸田騎手 1つG1勝って、今回は今まであまり経験していない距離でのチャレンジになりますが、どれくらいやってくれるかすごく楽しみにしています。

-1600メートルのG1へのチャレンジ

丸田騎手 2歳のダート戦で1600を使ったと思うのですが、当時とは成長して馬の体が大きく変わってきている。今ならこの距離をこなしてくれるんじゃないかなと気持ちもあって、先生にも高松宮記念後に安田記念への挑戦を視野に入れてもいいんじゃないかなというお話をさせてもらいました。成長があってのチャレンジです。

-自信は

丸田騎手 やってみないとわからないところはあるのですが、うまく脚がたまっていい末脚を発揮できた時にはいいところまで来るんじゃないかという気持ちは持っています。距離は変わるのですが、やることはそこまで変わらないというのは馬にとってもいいと思う。

-レースのイメージは

丸田騎手 ゲートの出自体はそこまで悪い馬ではないので、出た感じで位置が取れたらそのまま運ぶ可能性もありますし、リズムを守るかもしれないし、その時のレースの雰囲気で決めていこうと思います。

-G1チャンピオンとしてチャレンジする

丸田騎手 高松宮記念を勝たせてもらってナランフレグもG1馬になりましたが、安田記念は距離が400メートル延びるということで、チャレンジャーの気持ちで臨んでいきたいと思っています。