函館最終週の土曜メインでは、世代最初の2歳重賞となる函館2歳S(G3、芝1200メートル、16日)が行われる。

9日に同舞台での新馬戦を快勝したアスクドリームモア(牡、藤原英、写真)は想定内の連闘策でタイトルを狙う。デビュー戦は外枠から好位を楽に追走。3、4角で前進し直線入り口で前を捉えると、そのままノーステッキで押し切った。田中博助手は「反動はないし内容次第で連闘のプランもあった。雨も気にしない」と胸をふくらませる。母父サクラバクシンオーで、母も千二以下で3勝という血統。ただ同助手は「あのレースぶりなら今後は距離を延ばしてもよさそう」と話す。目の前の1勝を積み重ねれば、先々の大舞台も見えてくる。