凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)に参戦する愛ダービー馬ウエストオーバー(牡3、R・ベケット、父フランケル)はロブ・ホーンビー騎手(27)とのコンビ復活が決まった。25日、レーシングポスト電子版が伝えている。

ウエストオーバーは英ダービーの直線で進路を失うロスがあり、デザートクラウンを猛追するも不完全燃焼の3着。ホーンビー騎手の騎乗がメディアやファンから酷評されていた。その後、愛ダービーはアイルランドの名手コリン・キーンとの新コンビで7馬身差の圧勝。引き続きキーン騎手が騎乗したキングジョージ6世&クイーンエリザベスSは古馬相手に1番人気だったが、折り合いを欠いて5着に敗れていた。

凱旋門賞での騎乗が決まったホーンビー騎手は「素晴らしい知らせを受けて、すごく興奮しています。ウエストオーバーがサンダウンでデビュー戦を勝つ前から彼に騎乗してきましたし、彼のことを自分はよく知っていて、それが武器になると思います」とコンビ復活を喜び、「今年の凱旋門賞はとても混戦なので、枠順が大事になると思います」と語っている。

英ダービーの騎乗で評価を下げたホーンビー騎手だが、その後、7月のニューマーケット開催ではファルマスS(プロスパラスヴォイッジ)、ジュライカップ(アルコールフリー)でG1を2勝する活躍を見せ、ビッグレースで存在感を発揮している。