2頭出しだったジャン・クロード・ルジェ厩舎はクリストフ・スミヨン騎乗のヴァデニ(牡3、父チャーチル)が2着、クリスチャン・デムーロ騎乗のアルハキーム(牡3、父シユーニ)が4着に入った。

20年のソットサスに続く凱旋門賞2勝目はならなかったルジェ師だが、「私は(管理馬を)こんな馬場で走らせるのに慣れているわけないですよ。アルハキームは素晴らしい走りだったし、彼はもっと強くなるだろうし、スターホースになると思う。馬場には苦労していましたからね。ヴァデニについてはもっと走れたのかどうかを我々は自問自答しなければいけません。この数カ月、私たちはハードな仕事をしてきました。私には素晴らしいチームがあって、2頭が上位4頭に入ってくれたのは輝かしい結果だと思います」と満足そうに話した。

18年から昨年まで4年連続でフランスの最多勝トレーナーであり、今年も勝利数(137勝)と獲得賞金でリーディングを独走しているルジェ師。英国馬アルピニスタ、ドイツ馬トルカータータッソを相手に、地元フランスの実力厩舎が意地を見せた。