5日のBCクラシックを制した米国の最強馬フライトライン(牡4、J・サドラー、父タピット)の現役引退、種牡馬入りが6日、発表された。今後はレーンズエンドファームで種牡馬となる。

フライトラインの戦績は6戦無敗。3冠競走とは無縁だったが、歴史に残る競走生活となった。昨年4月にサンタアニタの未勝利戦(ダート1200メートル)を2着13馬身4分の1差の圧勝でデビュー。2戦目となった9月のデルマー(ダート1200メートル)も2着12馬身4分の3差。12月にマリブSを2着に11馬身半差で制し、デビューから3連勝でG1初制覇を果たした。

4歳シーズン初戦だった今年6月のメトロポリタンハンデキャップは6馬身差でG1連勝。圧巻だったのは9月に行われたパシフィッククラシックで、今年のドバイワールドカップ覇者カントリーグラマーに19馬身4分の1差をつける歴史的な圧勝劇を演じた。ラストランとなった5日のBCクラシック(キーンランド)ではライフイズグッドの捨て身の逃げを2番手で楽々追走。直線で抜け出し、2着オリンピアードに8馬身4分の1差をつけてゴールを駆け抜けた。6戦すべてコンビを組んだのはファビアン・プラ騎手。2着馬につけた着差は6戦合計で71馬身差だった。

最新のロンジンワールドベストレースホースランキングでフライトラインはレーティング139で堂々の1位。04年にワールドサラブレッドランキング創設以降で12年のフランケル(英国、140)に次ぐ2番目に高い評価。ダート馬としては96年のシガー(135)を超える史上最高の数字となっている。