屈腱炎による長期休養明けから今年6月に復帰し、G1初制覇を狙ったヴェルトライゼンデ(牡5、池江)は3着に健闘した。

好位のインでスムーズに折り合う。直線は狭い内に突っ込んで抜け出しを図ったが、外から襲いかかった2頭の決め手に敗れた。レーン騎手は「ペースが遅かったが折り合って手応え良く走れた。進路が開くのを待つ形になったが、開いてからはすごい瞬発力。満足いく競馬ができたが上位2頭が強かった」と相手をたたえた。池江師も「不屈の精神でよくG1に手が届くところまで来てくれた。何とかG1を取らせてあげたい」とタイトル獲得に意欲を示した。