今年のJRA・G1初戦、フェブラリーSの1週前追い切りが8日、東西トレセンで行われ、昨年の帝王賞覇者メイショウハリオ(牡6、岡田)がパワフルな走りを見せた。

坂路で先行する2頭の直後につけての追い切り。ラストで外柵沿いに導かれると一気に伸び、ラスト12秒1(4ハロン51秒9)でフィニッシュした。「馬の後ろについてかぶせながら、いい調教ができた。先週もしっかりやったし良くなっている」と岡田師は満足していた。

大井2000メートルの帝王賞を含め重賞3勝。阪神1800メートルの21年みやこS、中山1800メートルの昨年マーチSとすべて右回りだ。「左回りのコーナー1つがどうか」と岡田師は課題を挙げるが、21年には同舞台の東京マイル・薫風Sを勝っている。当時は前半3ハロン34秒9のハイペース。師は「レースが流れてくれれば」と再現を期待する。【岡本光男】