新旧菊花賞馬による対決が実現する。G1・3勝馬・タイトルホルダー(牡5、栗田)の始動戦が、3月25日中山の日経賞(G2、芝2500メートル)に決まった。24日朝、管理する栗田徹調教師が発表した。栗田師は「この馬らしい競馬をして欲しいなと思っています」と真っすぐな目で話した。鞍上は引き続き横山和騎手が手綱を取る。

前走有馬記念9着からの巻き返しをねらう。師は「有馬の時とは違ってこの馬らしさが出てきました。有馬の前はうるさい面をみせていて、なだめながらでした。いつもの感じが戻ってきたかなと。来週から長めの時計を出すつもりです」と、状態面の改善を口にした。

始動戦のプランには4月2日阪神の大阪杯(G1、芝2000メートル)もあったが、昨年同様ホームの関東からローテを組む。師は「阪神が得意なので候補ではありましたが、天皇賞(春)と間隔が近いのでね。去年の始動戦は(有馬記念後に右トモを痛める)アクシデントの後で結果を出してくれましたから」と理由を明かした。

既に22年菊花賞馬のアスクビクターモア(牡4、田村)が、同レース参戦を表明済み。菊花賞馬同士による対決が実現することになった。