4月9日、阪神競馬場では牝馬クラシック1冠目の桜花賞(G1、芝1600メートル)が行われる。

桜花賞を制したスターズオンアース=2022年4月10日、阪神競馬場
桜花賞を制したスターズオンアース=2022年4月10日、阪神競馬場

■桜花賞見どころ

今年もハイレベルな戦いが予想されるが、主役は2歳女王のリバティアイランド(中内田)だろう。新潟のデビュー戦では31秒4という驚異的な上がりをマークして勝利。アルテミスSはスローペースと包まれる不利にも泣いて2着に敗れたが、阪神JFは2馬身半差で差し切る強い内容で2歳女王に輝いた。トライアルを使わずに直行となるが、中間も順調で休み明けの不安はなさそう。力通りなら、同じ阪神のマイルでG1・2勝目を決める。


2戦2勝のディープインパクト産駒ライトクオンタム(武幸)が相手筆頭。新馬戦は逃げて快勝し、日刊スポーツ賞シンザン記念は牡馬を相手に差し切り勝ちを果たした。素質が高く、伸びしろはまだまだありそう。武豊騎手と武幸四郎調教師の兄弟タッグにも注目だ。


未勝利戦とクイーンCを連勝したハーパー(友道)も怖い1頭。前走は道中でもまれて直線も寄られる不利がありながら、重賞制覇を決めた。メンバーはさらに強くなるが、大舞台でも一発があっていい。


シングザットソング(高野)はフィリーズレビューで重賞初制覇を決めた。スタートが鍵だが、発馬五分なら好レースになっていい。


こぶし賞とチューリップ賞を逃げ切って連勝したモズメイメイ(音無)も注意したい。桜花賞と同じ阪神芝1600メートルでの連勝で、先行力が生きる展開になれば、3連勝となっても不思議はない。


他にも、アルテミスSの覇者で阪神JF11着から巻き返しを狙うラヴェル(矢作)、アネモネSで3連勝を決めたトーセンローリエ(小笠)、フラワーCを豪快に差し切ったエミュー(和田正)など多彩なメンバーが名を連ねる。


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