土曜の札幌競馬場は一日中どんよりした天気でしたが、たくさんのお客様が詰め掛けていたのはうれしいですね。馬券的中ですっきりしたかったのですが、今日は鳴かず飛ばずで悔しい結果となりました。

5Rの新馬戦(芝1200メートル)は古川奈穂騎手(22=矢作)騎乗のアスクアイルビゼア(牡、矢作)がゴール前のたたき合いを制し、初勝利を挙げました。自信を持ってハナに立ち主導権を握ると、最後まで前を譲りませんでした。この勝利が札幌競馬場でのうれしい初勝利となった鞍上は「良かったです」と笑みを浮かべていました。

レースを終え、口取り写真を撮り終えると、ウイナーズサークルでは古川奈騎手とともに矢作先生もサイン攻めに。師弟そろってファンの方の要望に応えていました。古川奈騎手は大粒の汗をぬぐいながら、時間ギリギリまでペンを走らせていましたよ。ファンの方を大事にしたいという気持ちがすごく表れているなと感じます。

明日のエルムSデーも残念ながら雨予報ですが、多くの皆さんの声援が人馬の後押しになるはずです。夏競馬唯一のJRA古馬ダート重賞を一緒に楽しみましょう。【井上力心】