今週の京都メインは3歳牝馬の3冠最終戦、秋華賞(G1、芝2000メートル、15日)が行われる。

紫苑Sの覇者モリアーナ(武藤)を管理する武藤善則調教師(56)が共同記者会見に参加し、意気込みを口にした。

-前走紫苑Sは強い勝ち方でした。振り返って

武藤師 開幕週でもあったし、正直4角のポジションではとうてい届かないだろうと思って見ていましたが、直線を向いてからの脚は素晴らしかったですし、馬群をこじ開けてきた時のパフォーマンスはあっぱれだったと思います。

-中間の調整について。

武藤師 前回は3週間での仕上げで馬もきつかったと思いますが、紫苑Sを使って5週間あったので余裕を持って仕上げることができたと思います。

-今朝の動きについて

武藤師 先週の時点である程度仕上がっていたので単走で息を整えながら、折り合いをつけてという形で。タイムは速いくらいになりましたが、それだけ具合がいいんだと受け止めています。

-武藤師にとって初めてのG1制覇がかかる

武藤師 騎手15年、調教師21年目になりますが、36年やっても手が届かないG1なので是が非でもものにしたいなと思います。

-意気込みを

武藤師 G1に有力馬の1頭として挑めるのは開業以来初めてだと思いますし、そういった意味でも相手は強いですがチャンスをものにしたいと思います。モリアーナには馬名の由来通り「風の女神」を味方につけて、先頭でゴールしてもらいたいと思います。