イタリアのサンシーロ競馬場で12日、フェデリコテシオ賞(G3、芝2200メートル、出走5頭)が行われ、ディープインパクト系アルバートドック産駒のテンペスティ(牡4、R・サンティーニ)が見事に連覇を果たした。鞍上はクリスチャン・デムーロ騎手で、不良馬場の勝ちタイムは2分31秒50。最後の直線で力強く抜け出し、人気を集めていた昨年のドイツダービー馬サンマルコを2馬身突き放した。

テンペスティの父アルバートドック(牡11)は日本の社台コーポレーション白老ファームが生産し、父ディープインパクト、母ゴールデンドックエーという血統。松田博資厩舎からデビューし、16年小倉大賞典を制覇。同厩舎の解散後、須貝厩舎所属で同年の七夕賞も制した(通算成績は18戦5勝)。テンペスティはイタリア産馬でこれが通算7勝目、重賞3勝目となった。