「2023年度JRA賞」競走馬部門は明日9日の「受賞馬選考委員会」後に発表される。

年度代表馬はドバイシーマC、宝塚記念、天皇賞・秋、ジャパンCを制したイクイノックス(牡5=年齢は明け年齢)の2年連続受賞が確実視されている。

最優秀3歳牝馬部門は3歳牝馬3冠を制したリバティアイランド(牝4、中内田)の受賞が濃厚。最優秀3歳牡馬部門は皐月賞、ダービー、菊花賞の3冠すべてを好走し、ダービー馬に輝いたタスティエーラ(牡4、堀)が有力だ。

ハイレベルな争いとなった最優秀2歳牝馬は阪神JFで3戦無敗のアスコリピチェーノ(牝3、黒岩)、G1昇格後初めて牝馬でホープフルS制覇を果たしたレガレイラ(牝3、木村)が候補。そして、最激戦が予想されるのは最優秀ダートホース部門。フェブラリーS、チャンピオンズCでJRAのダートG1・2勝と南部杯圧勝のレモンポップ(牡6、田中博)、ダートで行われたドバイワールドCを日本馬で初めて制し、川崎記念、東京大賞典を制したウシュバテソーロ(牡7、高木)が争う様相となっている。

また、22年度までの「最優秀短距離馬」部門が23年度から「最優秀スプリンター」「最優秀マイラー」の2部門に分かれて新設される。最優秀マイラーは安田記念連覇のソングライン(牝6)が有力だが、最優秀スプリンターは高松宮記念覇者ファストフォース(牡8)か、スプリンターズS覇者ママコチャ(牝5、池江)か。該当馬なしとなる可能性もある。

最優秀障害馬部門は中山大障害を10馬身差で圧勝したマイネルグロン(牡6、青木)が九州産馬で中山グランドジャンプを制したイロゴトシ(牡7、牧田)を上回る票を集めそうだ。