日曜は春の中山開幕を告げる伝統重賞、中山記念(G2、芝1800メートル、25日、1着馬に大阪杯優先出走権)が行われる。

昨年の皐月賞馬ソールオリエンス(牡4、手塚)が今年の始動戦を迎える。1番人気で首差惜敗のダービー以降、ここ4戦は白星から遠ざかる。無敗のクラシックホースに輝いた飛躍の地で、威厳を示したいところだ。

新コンビを組む田辺騎手を背にした1週前追い切りでは美浦ウッドで6ハロン81秒7-11秒5(末強め)。ゴーサインが出ると抜群の反応で突き抜けた。デビュー前の追い切りに騎乗して以来、久々にコンタクトを取った鞍上は「以前よりも乗りやすくなっていますね。フットワークはさすがに良かったです。ポテンシャルはすごいと思います」と能力を絶賛。一方で「正直、動く馬だし感覚的にはもう少し余力がほしいところでした。来週も乗って確かめたい」とさらなる上昇を求めた。1週前追いを経て、どう変化しているか注目だ。