21年川崎記念、かしわ記念の覇者で同年のダートグレード競走特別賞に輝いたカジノフォンテンの引退式が12日、船橋競馬場で行われた。張田騎手を背に馬場に登場。ファンの前をキャンターで駆け抜けた。
引退式を終えた張田昂騎手と一問一答
-最後のカジノの背中は
最後…。物足りないなあ。もっと乗りたいし、もっと触りたかったなあ。このまま馬運車に乗るっていうからね。
-今日も抱き締めていたが反応は
これが最後だとかは分からないけど、俺のことはちゃんと認識してくれているからね。俺の顔を見ただけで分かるから。
-どんな存在だったか
どの馬からもいろんなことを教えてもらうし、どの馬も師匠だと思うし、みんな友達だと思うけど…(涙ながらに)あいつだけは親友だから…。
-いろいろな時期があった
コンビを解消してからも、また乗せてもらえて本当にうれしかったし、指くわえてずっと見ていて、ずっと悔しかったし。もっとうまかったらと思うんだけど、それでも出会ったころよりは成長したし、ピークを過ぎたといっても、またコンビを組んでくれて、そんな体調でも成長してきて、集大成というか、一緒に成長してこられたかなって。
-JBC、ラストランは
全然、納得いく競馬なんてできてなくて、ずっと課題が残ったままだし、それはカジノだけじゃなくて、ほかの馬でもそうなんだけど、その馬たちの命を削ってそれを糧にして、うまくなっていきたいです。
-思い出に残るレースは
どのレースも全部覚えているけど、一番成長したのは初めて1番人気で重賞に行って大敗した時(20年川崎マイラーズ5着)かな。そこが一番伸びたかな。カジノに出会って、本当にいろいろ考え方が変わったし、重賞の勝ち方を教えてくれて。それは、その馬だけじゃなくて、その馬に携わるいろんな人たちのおかげで学ばせてもらえたので、最初の重賞の大敗が一番の思い出かな。

