フランス人のミカエル・ミシェル騎手(30)が4日、南アフリカ共和国のグレイヴィル競馬場で同国最大のG1競走、ダーバンジュライ(芝2200メートル、18頭立て)に騎乗する。

5月のG1「デイリーニュース2000」を制し、有力馬だったスターメジャーは残念ながら熱発のために取り消しとなったが、急きょ、キュリオスガール(牝3、マイク&マシュー・デコック)の騎乗依頼を受けた。女性騎手がダーバンジュライを勝てば史上初の快挙になる。

英国のレーシングポスト電子版は「世界を股にかける女性騎手が歴史的な勝利を目の前にしている」というタイトルの記事を掲載。ミシェル騎手が日本、米国、オーストラリアでも勝利を挙げ、世界を転戦していること、今シーズンの南アフリカですでに40勝以上を挙げていること、今年のダーバンジュライにはもう一人の女性騎手、地元のトップジョッキーであるレイチェル・ヴェニカーも騎乗することなどを伝えている。

マイク・デコック厩舎(息子のマシュー氏と共同経営)はこれまでにダーバンジュライを5勝。ミシェル騎手は「火曜日に(スターメジャー回避の)知らせを聞いたときはつらくて、1日中泣いていました」とお手馬の回避にショックを受けたものの、その後に騎乗依頼が舞い込んだという。「キュリアスガールには乗ったことがありませんが、彼女はこのレースで豊富な経験を持つ厩舎の馬なので、とても楽しみです。本当に素晴らしい経験になるでしょう。南アフリカの騎手の中には、このレースに出るために一生をかける人もいますが、私はここに来てまだ6カ月でこの経験ができる。とても幸運だと感じています」と語っている。