3日は朝の調教取材を終え、ひと休みした後に午前11時半ごろから函館競馬場の記者席で仕事をしていた。昼すぎに1度部屋の外に出ると、馬券の発売と払い戻しを行う機械の上部に設置されたディスプレー画面が目に入った(写真)。

函館(金)4R。締め切り36分前。出走する16頭立ての単勝オッズが映し出されていた。なんと16頭のうち単勝0・0倍が9頭。断然人気1・1倍、万馬券141・3倍が2頭いた。JRAでレース発走まで30分前後の時点での単勝0・0倍は、ネット投票で前日に購入できる今では、ありえないオッズだろう。

もっとも、これは土曜、日曜の開催に備えたテスト画面。それにしても16頭の馬名にはひと昔前の重賞2勝馬ニホンピロプリンスがいて、馬番(12)はウマジュウニバン、同(13)がウマジュウサンバンが“出走”とユニークだ。レース名は竜飛崎特別ダート・右:1200メートル。実際の同レースは4日10Rに組み込まれていてダート1700メートル。こちらも距離などがフェイクだった。

この日は金曜日で一般のファンは競馬場に入場できない。記者席にいたメディアの人たちだけが見られる特権? 超レアな画面に出くわし、ちょっとラッキーな気分になった。【久野朗】