E-Bike旅を決めると、次はどのメーカーのどのバイクにしようか? 調べ始める。


満充電のバッテリーで走れる距離はどれくらい必要? ロングツーリングにはどんなタイプが最適? タイヤサイズはどれくらいがベスト? パワーユニットにはどんなメーカーがあるの? など知りたいことがテンコ盛り。

だがその前に、ある疑問が沸き上がった。そもそもE-Bikeってどんな仕組みになっているの? 電力がアシストするっていうけど、どんなメカニズムになっているんだ? ほとんど知識がないことに気が付いた。メカ音痴の僕だが、最低限のことは知っておいた方がいいので、調べてみることにした。


世界で最初に電動アシスト自転車を作ったのは日本メーカーのヤマハ発動機。「おーっ!最初が日本なのか、すごいぞYAMAHA!!」と盛り上がる。初代が発売されたのが1993年なので、27年前ということになる。それなりの歴史はあるということだな。


次にメカニズム。モーターとバッテリーが搭載されていて、車輪の回転やペダルをこぐ力をセンサーが感知して、電動モーターがペダルをこぐ力をアシストするという仕組みらしい(メーカーによってメカニズムの違いはある)。どちらにしてもこがないとアシスト動力は働かないので、法律上は普通自転車の扱い。道路交通法では「駆動補助機付自転車」とか「人の力を補うため原動機を用いる自転車」などと呼称されるらしい。原付バイクとは全く違う乗り物なので、もちろん運転免許やヘルメット着用の義務もない。


アシスト動力があるE-Bikeなら急な上り坂でもスイスイ上れる
アシスト動力があるE-Bikeなら急な上り坂でもスイスイ上れる

走る速度が低くて、力が必要なときは強くアシスト、ある程度スピードが出てきたらアシストしなくなる仕組みになっていて、時速24キロに達すると自動的にアシストが切れるようになっている。これは日本の道路交通法で24キロまでと定められているから。確かに、豪脚の人が40キロ、50キロでこいでいてさらにアシストが効いたら、とんでもなく危険なスピードになっちゃうからね。


モーターの電源はリチウムイオンバッテリーが主流。バッテリーの容量によって満充電で走行できる距離が違ってくる。当然ながら容量が多いと充電時間も長くなる。最近は大容量のバッテリーを装着したものが増えていて、満充電で100キロ以上走れるものも出てきているという。充電方法は簡単で充電器を家庭用のコンセントに差し込むだけ。携帯電話と同じだ。


アシスト方式はいくつかあるがE-Bikeはクランクシャフトを直にアシストするタイプが多い
アシスト方式はいくつかあるがE-Bikeはクランクシャフトを直にアシストするタイプが多い

スピードが上がると徐々にアシスト力が弱まり時速24キロでアシストは0になる
スピードが上がると徐々にアシスト力が弱まり時速24キロでアシストは0になる

もしも途中でバッテリーが切れても、普通の自転車として使用可能。ただ、普通の自転車に比べると車重が5キロ~10キロくらいは重かったりするので、こぐのは正直大変そう(笑い)。


トータルで分かったことは、上り坂が楽にこげるので得意。それから止まった状態から時速24キロ出るまでも楽。ただ時速24キロ以上になるとアシストが効かなくなるので、普通の自転車をこぐのと同じ状態になること。ざっとこんな感じだろうか。実際に使い出したらさらに得意なことや苦手なことなどが見えてくると思うので、そのあたりはまた報告します!


いよいよ次回から各社のE-Bikeを試乗してみる予定、お楽しみに♪


どんなタイプのE-Bikeにするか?現在お悩み中
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