少し気が早い話なのだが。現在、E-Bike日本一周の旅で行きたいところをリストアップしている。バイク旅行家として日本中を旅してきたので、今回はその中でも特に再訪したいと思っている場所を北海道から紹介しよう。
稚内辺りに来ると”日本最北の○○”をウリにしている店などが出てくる。お土産屋などは普通だが、全国にチェーン店を持つマクドナルドの駐車場でこれを見たときはちょっとうれしかった。ぜひまたドナルドと記念写真を撮りたい
美瑛の中心から20キロくらい走った林の中にある、水面が青く見える不思議な池。防災工事によって偶然できた池で、特に天気がいい日の午前中は美しい青色になる。最初に行ったときは駐車場もなかったが、いまは観光バスも来る有名スポットになった
国道243号、美幌町と弟子屈町の間にある標高525メートルの峠。「道の駅くるっとパノラマ美幌峠」の横の丘を徒歩で上って行くと、眼下に目の覚めるような絶景が広がる。屈斜路湖、その先に知床連山まで見渡せる。雄大な景色に心が洗われる気分
美瑛の近くにある。丘の上にある展望農園で四季折々の風景を楽しむことができる観光スポット。赤、白、黄色…カラフルな花々が幾重にも重なり咲いている、遠くには十勝連峰の山々が見える。インスタ映えするスポットとしても人気が高い
日本最北端の宗谷岬は目指したい場所の最有力。この地に立ち「これより北へ続く道はもうないんだ…」そう思うだけで旅人の胸は熱くなる特別な場所。僕もこれまで何度も来ているが、人力で行くのは初めて。E-Bikeで、ぜひ実現させたい。
北海道には素晴らしいキャンプ場がたくさんある。和琴半島湖畔キャンプ場はテントのファスナーを開けると目の前に屈斜路湖が広がる、究極のキャンプ場。無料の露天風呂温泉へ歩いて行けるのも嬉しい。特に長旅の旅行者に人気がある
古い駅舎をよく訪ねるのだが、木造の藻琴駅は哀愁がありいい雰囲気。現在は無人駅になっているが、駅舎の一部が喫茶トロッコになっていてコーヒーを飲みながら駅に停車する列車やオホーツク海を眺めることができる。隣の北浜駅もおすすめ
ヒグマが民家を襲い7人を殺し3人が重傷を負った、日本史上最悪の被害を出した「三毛別事件」の現場。背筋が凍るような事件があった場所で、現在も周りに民家はなくとても静か。いまクマが出てきてもおかしくない雰囲気なだけに、余計リアルに感じる
道北の西部に広がるサロベツ原野。雄大な原野の中に道道106号があり、道に沿って28基もの風力発電用のプロペラが並んでいる。その景色は壮大の一言。まっすぐ伸びる道、西には日本海が広がり、利尻富士が浮かんでいる。これぞまさに絶景ロード
「道の駅オホーツク紋別」から200メートルほどのところに、この巨大カニの爪のモニュメントがある。著名人の銅像もいいけど、僕はこんな風に遊び心があるものに心を引かれる。昔は流氷の時期は海に浮かべていたが、いまはずっと陸上で展示している
37年以上前からある伝説ユースホステル桃岩荘。ハイテンションの宿へルパーたちと一緒に歌って踊るミーテイング。宿を出るときや船で島を離れるときは、ヘルパーが総出で大合唱とダンスで見送ってくれる。船が見えなくなるまでその声が響く… ヘルパ―たちの熱い思いに感動する
稚内港に柱がズラッと並ぶ半アーチ型の古代ローマ建築のような回廊がある。これは旧樺太航路の発着場だったときに道路や鉄道へ波しぶきを防ぐために作られた防波堤で、今は稚内のシンボルになっている。これほど特徴的な建築物は日本では少ない
北海道を旅しているとよく見かける牧草(または麦稈)ロール。あれに乗れたら気持ちいいだろうなぁと思っていたある日、牧場主と友人に。そこでロールに乗りたいと申し出ると許可してくれた。乗った時は夢がかなった子供のような気分だった
北海道をバイクや自転車で旅した人に好きな道を聞くと、必ずオロロンラインが上位に挙がる。小樽から稚内へ至る日本海沿いの道なのだが、海岸、原野など…とにかく景色が素晴らしい。北海道にいることを心から実感できるルートなのである
春の北海道はどこの原生花園へ行っても野花を見ることができる。人工的な公園とは違う自然の花ならではの美しさがある。広い原野に延びた遊歩道を歩きながら、野に咲く花を見つける。北海道の自然が持っている懐の大きさを感じる
北海道はキャンプパラダイス。至る所に無料で使えるキャンプ場がある。絶対に泊まりたいのが初山別にある「みさき台公園」。広い芝生のサイトにテントを張り、夕日を眺めながらコーヒー、その後は歩いて温泉へ行きリフレッシュ。幸せです(笑い)
E-Bikeで走りたい道ベスト3に入るのがエサヌカ線。オホーツク沿いの原野の中をまっすぐ道が伸びている、ここを走っていると、壮大過ぎて日本にいることを忘れそうだ。車もほとんど走っていないので車を心配することなく、ゆっくり走りたい
摩周湖からの地下水が湧き出ている山の奥にあるのが神の子池。摩周湖(神の湖)の伏流水からできているといういい伝えがあることから神の子池と呼ばれている。透明度の高いコバルトブルーに輝く池は美しく神秘的
次回は北海道の残り半分を紹介しようと思っている。
実はいま現在、僕が支援を希望している企業に企画書を出し、スポンサードをお願いしているが、まだ返事は来ていない。コロナ禍の影響を受けて世界中が不況、日本の企業も大変な状態にあるので、この旅プロジェクトにどこまで賛同してくれるかわからない。それでも実現すれば必ず日本に元気や希望を与えられると思っている。いまは、いい返事をもらえることを心から祈るだけだ!!