藤原かんいちがE-Bikeでチャレンジする日本縦断3500キロの旅の模様を随時お伝えします。今回は広島~徳島です。詳細なリポートは後日お届けします。
◆05月22日
朝イチで広島市内の原爆ドームを訪ねる。原爆投下は遠い昔の話のような気がしていたが、ロシアのウクライナ侵攻のせいか、戦争への現実感が強くなった。その後、緑豊かな平和記念公園などを散策、広島市を後にした。
今日は国道2号の移動がメイン、ひたすら東へ。瀬戸内海に面した街、「しまなみ海道」の入口、尾道に着くと、ライダー向けの宿と農場を営むともさん夫婦と旅仲間の斎藤さんが僕の到着を出迎えてくれた! 13年振りの再会。懐かしい。夜はみんなで居酒屋へ行き、旅や宿の話で盛り上がった。
■05月23日
さあ、今日は待望の「ステージ05・しまなみ海道」だ。いまや、サイクリストたちの聖地となっている、しまなみ海道。風光明媚な観光ルートとして知られている。
まずは渡し船で対岸の向島へ。その後、瀬戸内海に浮かぶ、因島、生口島、大三島…と順に橋を使って島々を渡り歩く。橋の上からの眺めはバツグン、途中のポイントではジェラートや鯛のハンバーガー、塩ソフトなどを食べ歩き。島旅を満喫する。
因島の休憩パーキングで休んでいると、近所で農業を営むおじさんが声をかけてくれ、家で採れた柑橘みかんをお土産に持たせてくれた。島の自然の豊かさとひとの温かさを感じる。松山市のホテルに着いたのは夜の9時半。ハードな一日だった。
■05月24日
朝、出発の準備中、重いバッテリーを中腰で運んでいたら、腰にピキーーーーン! 激痛が走る! やばい、動けない。ギックリ腰? これはえらいことになった。まさか、ギックリ腰で旅中断なんて一番カッコ悪い終わり方じゃないか。くそー、それだけは避けたい。
なんとか自転車にまたがると、良かった、なんとかこげそうだ。よし、だましだまし走ろう。急坂を登り「ステージ06・四国カルスト大地」にたどり着いた。
青空の下に広がる緑の高原、草を食べる牛、白い石灰岩は羊の群れのよう。それは間違いなく、日本屈指の絶景ロードだった。腰は奇跡的に? 悪化することはなく、今日も夜間走行。夜遅く高知県の須崎市についた。
■05月25日
相棒のカメラマン「さすライダー」のバイクが昨日の夕方、不調になり、つい動かなくなった。レッカー移動で高知市内のバイク屋へ、修理することなった。直るといいが…。なので、今日は単独行動となる。
国道56号を東へ東へ。高知では日本三大がっかりスポットのひとつ「はりやま橋」に立ち寄る。朱塗りの欄干、僕は結構好きなんだけどなあ〜。
今夜はつぎのステージとなる「剣山スーパー林道」の入口近くにある宿をネットで探すが、数が少ない上、情報も乏しい。あった! と思ったら休みだったり、辞めていたり。1時間近くスマホで探した末、ようやく、徳島の木頭に発見! 電話をすると、やった、泊まれるらしい。良かったー!