デートにも女子会にも使える絶景が楽しめるルーフトップバーはLAのナイトライフを満喫できる人気スポット（写真はインターコンチネンタル・ダウンタウンのHPより）

夜8時頃まで明るいロサンゼルス（LA）の夏は、野外で過ごす時間も長くなる季節です。最高に気持ちの良いこの季節はダウンタウンの摩天楼と夜景を一望できるルーフトップバーでクラフトビールやワイン、カクテルなどを楽しむのがおススメです。高層ビルが立ち並ぶダウンタウンには近年、おしゃれなレストランやバーが次々とオープンしていて夜もたくさんの人で賑わっていますが、中でも人気なのがホテルや高層ビルの屋上にあるルーフトップバー。夕日で光輝く摩天楼を背に暮れゆく空を眺めながら過ごす時間は至福のひと時です。絶景とロマンチックな雰囲気の中で冷たいドリンクを楽しめるLAのルーフトップバーを紹介します。

インターコンチネンタル・ダウンタウンの73階にあるルーフトップバー（写真はインターコンチネンタル・ダウンタウンのHPより）

◆地上73階にある西海岸でもっとも高いルーフトップバー

2017年にダウンタウンに開業した西海岸一高いホテル「インターコンチネンタル・ダウンタウン・ロサンゼルス」にあるルーフトップバーは、なんと地上73階のオープンエアー。日中はダウンタウンのビル群だけでなく、ハリウッドサインから海まで360度の絶景が楽しめるゴージャスなバーです。宿泊客以外も利用できますが、午後8時以降は平日10ドル、週末20ドルの入場料がかかります。色々なお酒のボトルがディスプレーされているバーカウンターでお気に入りのカクテルを作ってもらった後は、空いている好きな席に座って景色を楽しんだり、写真を撮ったりして過ごせます。LAで今もっともホットなルーフトップバーのひとつなので、週末の夜は特に大混雑しますが、週末は正午から、平日は午後4時からオープンしているのでちょっと早めの時間帯に行くとゆっくり非日常的な雰囲気と絶景を楽しめます。ドリンクはもちろん、餅アイスクリームサンデーやチュロスなどのスイーツや軽食もあるのでお酒を飲まなくても景色を楽しむために立ち寄ってみる価値は充分です。ちなみにこのホテルの69階には、Soraという絶景を眺めながら食事が楽しめる寿司バーもあります。

おしゃれなフレンチバー「パーチ」のルーフトップ（写真はパーチのHPより）

◆パーチ

LAのダウンタウンの中でも近年人気が高いのが、古い建物が今も残るヒストリック・コアと呼ばれるエリア。20世紀初頭に建てられたアール・デコ調のビルが立ち並ぶこの一帯は、近年の再開発で外装はそのままに内装を新しくしてホテルやオフィスビルとして再利用されていますが、そんなビルのひとつにあるのがおしゃれなフレンチバー「パーチ」です。15階がレストランで16階がオープンテラスのルーフトップになっていています。ダウンタウンの夜景を360度楽しめるルーフトップはバーのみで食事はできませんが、レストランでは美味しいと評判の創作フレンチを楽しむことができます。

アップステアーズのルーフトップバーは、異国情緒溢れるおしゃれな空間（写真はエース・ホテルのHPより）

◆アップステアーズ・アット・ザ・エース

14年にオープンしたエース・ホテルのルーフトップにあるのが、「アップステーアーズ」。もともとは1927年に建設された映画会社ユナイテッド・アーティスツ社の社屋だった建物なので、建築そのものも見どころのひとつです。エレベーターで最上階まで行くと、目の前にプールもあったり、ビーチソファがあったりして非日常的な雰囲気を感じられる別世界です。

◆ルーフトップ・ザ・スタンダード

LAのランドマーク的存在として知られるデザイナーズホテル「ザ・スタンダード・ホテル」の屋上にあるルーフトップは、地元では人気の高いナイトスポット。スタイリッシュな店内には、温水プールや暖炉、ソファー、ウォーターベッドなどもあり、とてもおしゃれ。宿泊客でなくても利用は可能で、2階で身分証明書のチェックを受けてから専用のエレベーターでバーのある13階まで行けます。ビールやワイン、カクテル、ソフトドリンクなど豊富なメニューの中から好みの物をバーで購入し、あとは自由に散策できます。週末はDJによる音楽演奏もあり、大勢の人で賑わっていますが、バー自体は正午からオープンしているので早めの時間帯の方が空いていてゆっくり過ごすことができます。ハンバーガーやアペタイザーなどの軽食もあるのでランチやブランチにも最適です。

（米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」）