日本では人手不足や働き方改革の一環として元旦を休業にするサービス業も増えているようですが、ここアメリカではクリスマスは多くのサービス業が休業します。日本ではクリスマスはイベント的要素が強いですが、こちらではイエス・キリストの聖誕を祝う宗教的行事で最も重要な祝日であるため、個人商店だけでなく、ショッピングモールやレストランはもちろんスーパーマーケットやファストフード店でも休業したり、短縮営業したりします。クリスマスイブも営業時間を短縮して夕方には閉店するお店が多いので、クリスマスをアメリカで過ごす方は注意が必要です。24日は駆け込みでクリスマスギフトを買う人たちでショッピングモールは大混雑しますが、夕方以降は街の賑わいは一気に失せて閑散としてしまいます。
宗教的にクリスマスを祝わない人もいるので通常通り営業するお店もあるにはありますが、ロサンゼルス(LA)のような大都市でもクリスマスにオープンしているお店やレストランは限られています。LAの主な観光名所やショッピングモール、スーパーなどの今年のクリスマス当日の営業状況を紹介します。チェーン店の場合は店舗によって営業時間が異なることもありますが、この時期にLAを旅行される方は参考にしてみて下さい。
●ショッピングモール
ビバリーセンターやウエストフィールド・センチュリーシティ、サンタモニカ・プレイスなどLAの主なショッピングモールは、クリスマス当日は休業です。イブの24日は通常より早い午後6時で閉店します。ウエストハリウッドにほど近いザ・グローブは年中無休の野外ショッピングモールですが、クリスマス当日は一部の店舗を除いてショップやレストランは休業します。買い物や食事はできませんが、クリスマスツリーやイルミネーションは楽しむことができます。また、LA近郊のアウトレットモールもクリスマス当日は営業していません。ただし、元旦は全てのショッピングモールがオープン予定です。
●美術館
ゲッティ・センターやロサンゼルス・カウンティー美術館(LACMA)、ザ・ブロードなどLAの主な美術館は全てクリスマス当日と元旦は閉館します。また、ゲッティ・センターはイブの24日も通常より早い夕方4時には閉館するので注意が必要です。
●テーマパーク
ディズニーランド、ユニバーサル・スタジオ・ハリウッド、ナッツベリーファームなどLA近郊のテーマパークは全てクリスマスも朝から夜まで通常営業しています。ユニバーサル・スタジオに隣接するシティ・ウォークも通常通り営業しているので、ご飯を食べたり、買い物をしたりするにはクリスマス当日はテーマパークで過ごすのが一番良いアイディアかもしれません。
●スーパーマーケット
日本からの観光客に人気の高いホールフーズ・マーケットやトレーダー・ジョーズは、クリスマス当日と元旦は全店休業です。また、クリスマスイブはトレーダー・ジョーズは午後6時、ホールフーズは午後7時で閉店します。大手量販店ターゲットやウォルマートもクリスマスは全店舗が休業します。また、ラルフスやボンズと言った大手スーパーマーケットチェーンは、店舗によって営業時間が異なりますが、夕方には閉店するお店が多いようです。
●レストラン
クリスマス当日は自宅で家族が集まって食事をする習慣があるので、ほとんどのレストランは営業していません。ただし、デニーズ、IHOP、ボストンマーケットと言ったファミレスチェーン店はクリスマスも営業しているので、食事する場所に困ったらファミレスを探すと良いかもしれません。ファストフード店ではLAで人気のインアンドアウトやピザハット、バーガーキングなど主なチェーン店が休業しますが、マクドナルドは一部店舗で営業時間を短縮してオープンしているようです。また、スターバックスも一部店舗で営業をしていますが、夕方には閉店する店が多いようです。