5月14日は母の日でしたが、アメリカも日本と同様に5月の第2日曜日に母の日を祝います。
母の日の起源には諸説あり、世界各国で由来もさまざま。イギリスでは「マザリングサンデー」と呼ばれて3月に設定されています。一方で、母の日はアメリカが発祥で、始まりは1908年にアンナ・ジャービスさんという少女が母の死をきっかけに「母親たちが子供のために払った犠牲をたたえる」方法として母の日を思いついたという説があります。その6年後にアメリカで母の日が正式に設定されたものの、母の日が商業化されたことにジャービスさんはがっかりし、晩年は母の日をカレンダーから削除するための運動をしていたといわれています。
アメリカでも日本と同様に「マザーズ・デー(母の日)」と呼ばれていますが、意味合いは少し違い、「全ての母に感謝する日」とされています。つまり、日本のように自分の母や義母への感謝を伝えるだけでなく、孫から祖母、子どものいる夫婦なら夫から妻、姉妹など、世代や関係を超えて母になっている全ての人に感謝を伝える日になっています。そのため、子どもがいる友人や同僚同士で祝うこともありますし、子どもを持つ自分の娘を母親が祝うこともあります。また、隣人などが「ハッピー・マザーズデー」と子のいる女性に声をかけたりもします。
母の日の過ごし方としては、感謝の言葉を綴ったカードを贈り、ブランチに出かけて会話を楽しみながら一緒に食事をするのが一般的です。母の日のブランチはどこのレストランも大にぎわいで、人気店では早めに予約をしないと席が確保できないほど混雑しています。もちろん、多くのレストランで母の日の特別メニューを用意しており、朝食兼昼食を大切な人と楽しむのがアメリカ流。
また、家族が夕食を作って一緒に自宅で祝うこともありますし、朝からゆっくり過ごせるよう朝食を作ってベッドに運んで食べてもらう家庭も多くあります。母の日はアメリカではとても重要で、単に贈り物をするだけでなく、家族が一緒に過ごすことが多いのが特徴です。
もちろん母の日を祝って花を贈ることもありますが、日本のように赤いカーネーションを贈る習慣はなく、バラやチューリップ、ガーベラ、ひまわりなどさまざまな花のアレンジメントを贈るのが一般的です。実際に母の日に花屋を訪れても、カーネーションをみかけることはなく、ほとんどの人が色とりどりのカラフルな花をアレンジした花束を購入しています。
花束以外では、派手なケーキやチョコレート、キャンディーなどスイーツを詰め合わせたギフトボックス、ジュエリーやコスメ、アロマキャンドル、マッサージグッズなど癒やし系のギフトも人気です。そして、カードと共にハート型など母の日を祝う特別な風船を用意するのも定番です。最近では、ヨガやズンバなどのクラスに行ってストレスを発散するのも人気で、母の日のための特別クラスを催しているスタジオも多くあるようです。
(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」、写真も)






