昨今の円安とインフレで海外旅行費も高額になるため、滞在費の節約を心がけている方も多いことでしょう。ドジャース観戦の合間にお得にロサンゼルス(LA)観光を楽しみたい方必見の無料でアート鑑賞ができる美術館を紹介します。無料とは思えない世界的な芸術作品を鑑賞できる美術館巡りで、芸術を体感してみてはいかがでしょう。
ゲッティ・センター
LAのウエストサイドにあるブレントウッド近郊の丘の上にあるゲッティ・センターは、世界一の大富豪といわれた石油王J・ポール・ゲッティ氏が、個人的に収集した美術品を収蔵した美術館です。莫大な財産を美術品収集に費やしただけあり、個人美術館のレベルをはるかに超えた規模で、「これが個人収集品?」と驚くこと間違いなしです。広大な敷地には複数の展示館と庭園もあり、丘の上からはLAの街並みが一望できる絶景が楽しめます。館内には絵画だけでなく、彫刻や土器、写真、工芸品、アンティーク家具や調度品などさまざまな美術品が展示されていますが、モネやゴッホ、ダ・ヴィンチ、ゴーギャンといった著名画家の作品もあります。
入館料は無料ですが、車で来館する場合は25ドルの駐車料金(午後3時以降は15ドル)がかかります。また現在、公式サイトから事前予約が必要となっています。インフォメーションデスクに、日本語のマップと見どころの案内があるのも魅力です。
ちなみに、ゲッティ氏の孫が1973年に誘拐された事件は、「ゲッティ家の身代金」としてハリウッドで2017年に映画化されています。
ハマー・ミュージアム
ゲッティ・センターからほど近いウエストウッドにあるハマー・ミュージアムは、石油会社会長アーマンド・ハマー氏が寄贈したコレクションを展示する美術館です。UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のキャンパスからも近い学生街にあり、コンサートなどのイベントも頻繁に行われています。
館内はさほど広くはありませんが、ハマー氏のコレクションが展示されている常設展にはゴッホやモネ、レンブラントらの作品もあり、見ごたえは十分。また企画展もあり、毎回ユニークな作品が展示されて人気を博しています。
ザ・ブロード
ドジャースタジアムからも近いダウンタウンにあるザ・ブロードも、入館料が無料の現代アート美術館です。実業家で慈善家イーライ&エディス・ブロード夫妻が、イニシアティブをとったプロジェクトとして2015年にオープン。自身の名前を冠にした美術館の建設に、莫大な寄付をしたことで知られています。
戦後並びに現代美術の世界有数のコレクションを誇り、日本人アーティスト草間彌生さんの「インフィニティ・ミラールーム」が永久収蔵品に指定されています。アメリカを代表するポップアート画家ロイ・リキテンスタインやアンディ・ウォーホルらの作品が展示されており、インスタ映えする作品もたくさんあります。
1階に設置されたインフィニティ・ミラールームも無料で入場できますが、時間指定となっており、予約が必要です。毎月最終水曜日の現地時間午前10時に、翌月分の予約が開放されるシステムとなっており、公式サイトから予約ができます。(米ロサンゼルスから千歳香奈子。ニッカンスポーツ・コム「ラララ西海岸」)




