大型ヘラブナが好調な奈良県山辺郡山添村の「上津ダム」に6月27日、釣友の郷田満さん(枚方市)と釣行した。堂前川筋の上流右岸に入り、両マッシュの宙釣りで挑戦。カラツンと糸ズレのアタリに苦労したが、約10時間サオを振り続け、32・6~42・2センチまでの良型を28匹。7月4日に再挑戦し、超満水状態の中、バラケとトロロの仕掛けで38~45センチを7匹釣った。郷田さんは48センチなど両日とも大物をゲット。しばらくは大型ヘラの引きを楽しめそうだ。

 大型ヘラの引きを、2度にわたり存分に味わった。午前8時前、ダム湖の堂前川筋上流右岸付近の出っ張りに入った。雨で増水気味で、モジリが手前で出ているので16尺のサオを選択。エサはマッシュ系の共エサから始める。底を測ると2メートル弱。底を少し切ったタナからエサ打ちをスタート。

 約20分エサ打ちをしていると、食ってきたのはブルーギル。これが続いた後、ウキの入り際に止めが入ってカチッとしたアタリが出始めた。数打目、ドスンと入るアタリに合わせると38・5センチの本命。すぐに38・0センチを追加する。ここから33~38センチの良型が次々ヒット。ただ、糸ズレやカラツンも多く、エサに練りを加え小さく付けたり、ハリスの長さを変更したりと、試行錯誤を繰り返す。

 昼すぎにはアタリが連発。カラツンを辛抱してエサを打ち続けると、バスンと入るアタリ。合わせると、ズッシリとした重さが伝わる。慎重に取り込んだのは42・2センチ、この日一番の良型だ。39センチも追加した。

 その後もアタリは続き、33センチ前後がヒット。午後6時過ぎ、隣で釣っていた郷田さんが48センチの大物をゲット。さらに46・2センチも。筆者には尺半以上の良型が来ず、この日は納竿とした。

 再挑戦は1週間後。水はさらに増え、超満水状態だ。通称「水車小屋ワンド」左岸に入り、午前6時過ぎからエサ打ちを開始。サオは19尺、エサはバラケと食わせ(トロロ)の仕掛けをセット。時折、ウキを消し込むアタリが出るが、いずれも空振り。ハリスを縮めたり、バラケに手水を打ち粒子を細かくするなど攻め手を変える。すると、38センチ弱の良型がヒット。さらに同11時ごろ、今までにないアタリが出る。重く強烈な引きにてこずったが、タモ入れしたのは45センチの大助。さらに42センチを頭に5匹を追加し午後6時に納竿。上流(堂前川)の郷田さんは、この日も47・2センチを釣り上げていた。大型ヘラの魚影が濃い上津ダム。しばらく力強い引きが楽しめそうだ。【日刊FPC・藤井秀和】

 【エサ】「マッシュポテト(徳用)」400、「藻べら」200、「尺上」100に水250(手水と「バラケバインダーフラッシュ」で調整して使用)。単位はcc

 【今後の見通し】6月25日には堂前川筋で53センチのほか、6月末には50センチ超が複数あがっており、今後も期待大だ。また、雨後が時合となることが多いので狙い目。ただ、日によるムラもあるので事前情報を確認しておくのがいい。

 【問い合わせ】波多野漁業協同組合、片山氏【電話】090・3619・5788。遊漁料(コイ・フナ)日券800円。年券2500円。現場売りは、日券1000円、年券3000円。

 【交通】天理方面から名阪国道を伊賀方面へ、山添ICを出て最初の筋を左折。県道80号に入り左手の山添消防署を通過して、すぐに左折。三差路を左折して走ると上津ダムに出る。