11月から再開した兵庫・三田市の管理釣り場「小柿渓谷放流釣り場」(日刊銀鱗倶楽部加盟店)に14日、アマゴの様子を取材するため訪れた。記者は午前6時過ぎから脈釣りで挑戦。減水でアマゴの警戒心が強く、苦戦して午後2時までで13~20センチを15匹。食いが渋い中でも、常連の東末孝行さん(宝塚市)は15~20センチを38匹仕留めるさすがの釣果だった。シーズンが本格化するこれからが楽しみだ。

 午前6時過ぎ、集い橋下流に入った。サオは4・5メートル、脈釣りで挑戦。まずはイクラをエサに前日までの“居残り”を狙う。仕掛けを入れ、目印に集中。すると数投目、目印がツッと走った。合わせると気持ちのいい手応えでしっかりハリ掛かり。抜きあげたのは元気のいい15センチのアマゴだ。さらに3匹を追加した。

 順調だと思ったが、1時間足らずでピタッと食いが止まる。アマゴの姿は見えるものの、エサに見向きもしない。減水で水も澄んでいるためアマゴの警戒心が強く、食いが悪いようだ。エサをブドウ虫に替えてみてもダメだ。

 攻めあぐねていた同8時半ごろ、待望の放流が始まった。区画に20匹ほど放流してもらったが、放流直後に3匹釣ったものの、またもすぐにストップ。いったん場を休めて釣り場を見て回る。

 永井憲之さん(神戸市)は代休の息子の利樹君(小5)と2人で釣行。食い渋りに苦戦は同じで「厳しいですねえ」と苦笑い。その後ペースアップし、昼すぎまで釣って2人でイワナ交じりで12匹だった。

 そんな中、週に1度くらいのペースで通うという常連の東末さんが正午までで38匹とベテランの実力を見せつけた。「数釣りを狙うなら、食い気のある早朝に居残りを仕留めるといい」。この日も半分くらいは居残りを釣ったものだという。朝の時合が終わり警戒心が強まると、ハリスを細くし、ハリを小さくして対応。エサも動きのあるミミズを使うなどして食わせる工夫をしていた。

 記者も話を聞いて、ハリス、ハリの号数を落とした。ちょうどそのとき(同11時ごろ)、雨が降ってきた。「警戒心が薄らぐのでチャンス」という期待通り、突然の時合到来。仕掛け変更が効いたのか、それとも雨のおかげか…ともかく入れ食いモードであっという間に7匹。ただ30分ほどしか続かなかったが…。

 その後1匹追加したのみで午後2時に計15匹で終了。アマゴ釣りは、活性が上がるこれから本格化する。今季も楽しめそうだ。【高垣誠】

 【今後の見通し】水温が下がるこれからがアマゴの活性が上がる時期。水量が多いときや、水が緑っぽく濁る“ササ濁り”のときは警戒心が薄れるので狙い目。

 【問い合わせ】小柿渓谷放流釣り場【電話】079・569・0693。営業時間は午前6時~午後5時。入漁料はエサ釣り、ルアー、フライともに大人3800円、女性・子供(小学生以下)は3000円、午後からの半日券は大人3000円、女性・子供2500円。休業日は毎週火曜(ただし祝日は営業)。仕掛け、エサ常備。貸しザオ1500円(保証金500円含む)。貸しバーベキューセット(簡易コンロ、網、炭2キロ付き)1500円。無料駐車場あり。また、平成29年1月下旬に「新春アマゴ釣り大会」を開催予定。

 【交通】中国自動車道の西宮北ICを出て国道176号を北へ。三田市内の三輪交差点を右折、県道37号に入り約20分。電車はJR福知山線、または神戸電鉄で三田駅から神姫バス「小柿」行きで終点下車。徒歩約5分。