「オカマリ」こと、ガールズバンド「LoVendoЯ(ラベンダー)」のボーカル、岡田万里奈(23)が現在絶好釣の茨城・鹿島から出船する沖メバル釣りに挑んだ。来週25、26日に千葉・幕張メッセで開催される自然回帰イベント「SATOYAMA SATOUMI」で披露する動画撮影取材を密着リポートした。

 オカマリがなぜ沖メバルを釣ることになったのか?

 説明しよう。

 オカマリが所属する事務所は「モーニング娘。」らと同じアップフロントグループ。フォーク歌手の大御所でヒット曲「戦争を知らない子供たち」で知られる杉田二郎(70)も籍を置いている芸能プロダクションだ。その所属タレントらが海や山に飛び出して、農業、林業、漁業の体当たりリポートをする様子を動画などで報告するイベントが「SATOYAMA&SATOUMI ムーブメント」になる。

 毎年、春と秋の2回実施されていて、今春は25、26日の2日間、幕張メッセで開催される。

 オカマリは、アップフロントグループのタレントで結成された「釣り部」のキャプテン。タレントで歌手の吉川友(24)が「部長」となっていて、2人だけで活動している。「釣りに興味があるんです」という2人組ユニット「BITTER&SWEET(ビタースウィート)」の長谷川萌美(22)と田崎あさひ(21)に「釣り、って雄大な自然を相手にするロマン。作詞や作曲に絶対プラスになるから」とオカマリがまんまと誘い出して10日、鹿島「第三幸栄丸」の沖メバル船に乗り込んだ。

 この日は無風でベタナギ。しかも潮も動かず。もしかして釣れないのか?…と心配していたら、乗り物に強くない萌美が、港から出船して現場に到着するまでの約40分で、船酔いでダウン、早くも戦線離脱。残った3人の中の釣果最下位が、釣った沖メバルで料理を作る罰ゲームを受ける、というルールを決めて、カメラが回った。

 オカマリ「余裕で勝つ。なぜなら私は釣り人だから」。吉川「茨城県で生まれて、地元鹿島で負けるわけにはいかない」。あさひ「えっ、料理? お魚料理なんて無理無理無理ぃ~」と、それぞれの負けられない理由が交錯し、船上で見えない火花が散った。

 最初は手慣らしにハナダイ釣りからスタート。3人とも、ウイリー3本バリ仕掛けながら、エサを付けなくてもいい飾りバリにもオキアミを丁寧に掛けて投入。すると、すぐにサオ先がプルルン。「キャー、手に感触がきたぁ」「引きます、引くぅ~」「た、楽しー」「ピンク色できれー」とタナ(魚の泳層)の海面から30~40メートルの間でバンバン釣り上げていった。30分ほどで3人の合計が50匹を突破した。

 ハナダイでの“試運転”も順調に終わり、いよいよ本命の沖メバル。先陣を切ったのはオカマリ。底から5メートルほど巻き上げて、止めて待つ。しばらくするとプルルン! 慌てずに腕をゆっくりと上げて、サオの柔らかさでハリを深く刺しこませた。オカマリ、うまい! あとは急がずにリールを巻き上げて、沖メバルを抜き上げた。

 オカマリ キャー、チョー面白い。これ、ハマるかも。さあ、沖メバルちゃん、次々にいくよぉ~。

 そのご機嫌なオカマリの動作を目に焼き付けた吉川がアタリが出てからしばらく待って、2匹掛けを連発して、3本パーフェクトも成し遂げた。

 吉川 スゴい。沖メバルがビンビン反応する。これなら未経験者でも大丈夫だね。よし、負けない!

 苦戦のあさひも最後2投でコツをつかんだが、時すでに遅し。具体的な匹数はここでは明かさないが、吉川が圧勝で、罰ゲームはオカマリに1匹差のあさひ。第三幸栄丸の小野和儀代表が直々に調理指導をしてくれた。

 あさひ あっというまに煮付けになった。私でもできる。これが釣りのロマンかぁ…釣り部、入ります。

 詳しいことは、来週末、幕張で!【寺沢卓】

 ▼船 鹿島「第三幸栄丸」【電話】0299・90・3033。沖メバルの乗合船は午前4時集合、エサ、氷付きで1万2000円。釣り道具はレンタルできます。要予約。