北海道遊釣倶楽部の若手会員が15日、渡島半島寿都町の朱太川~白糸トンネルでプレ大会を開催した。参加者は15人と多くはなかったものの、ホッケやカレイ類など魚種は豊富で、それぞれが得点を伸ばして競い合った。

優勝は、富浦に入釣した大杉和洋さん。釣り上げたのは44センチを頭にソイを4匹、これに49センチの大型アブラコを加えて高得点に結びつけた。総合点で2位以下に300点以上の大差をつけ、納得のうちに竿(さお)を納めた。

2位の白勢孝信さんは朱太川に釣り座を構え、55センチの超大型アカハラをゲット。アカハラでこのサイズは滅多になく、本人はもちろんのこと、他の参加者も目を丸くしていた。

3位の木島和哉さんも大杉さんと同じ富浦に入り、竿を振った。五目を狙う中で、40・2センチの良型クロガシラを釣り、上位入賞を決定づけた。

4位の碓井一樹さんは床丹を、5位の玉越亨さんは富浦をそれぞれ選び、数をそろえた。しかし、型ものに恵まれなかったため上位3人の後塵を拝した。

今シーズンはホッケの爆釣が続いたが、ここにきて少し数が落ちてきた。その一方で、アブラコなどの根魚が上向き、この日も数が伸びた。今年初の釣り大会は全員が好釣果となり、大盛り上がりのうちに終了した。

春の日本海は数釣りが期待できるが、シケが多い時期でもあり、天気予報を確認して安全に配慮したい。【リポーター・藤本康隆=46】

成績▽総合(2身+5匹) (1)大杉和洋1684点(2)白勢1341点(3)木島1283点(4)碓井1265点(5)玉越1244点▽身長 白勢孝信アカハラ55センチ