小樽のヒラメは午後でも好調だ。11日、ヒラメを狙いに日本海の小樽沖に出掛けた。午後から出港の便でも「連日大型が釣れている」という評判通り、70センチオーバーの特大級も釣れ、大満足の釣行となった。

正午、小樽港から凌駕(高橋満義船長、【電話】090・7058・4829)に6人が乗船し、30分ほどの沖に向かった。晴れ、風は弱く、波1メートル。ヒラメ用の仕掛け、オオナゴを餌に水深27~35メートルを狙った。

ヒラメの釣果は潮の流れや風の強さによる船の流れに大きく左右される。この日も流れたり、止まったりする時間帯があった。午前の便で好調だったポイントを中心に攻めると読みが当たり、この日最大のヒラメにあたった。

食いついたばかりの時は大きく暴れることもなく、まるで根掛かりしたように重かった。少しずつ巻き上げたが、最後に暴れ慎重にタモに入れた。計測すると、なんと71センチの特大級だ。さすがに船上では大きくバタバタと重みのある音を立て、最後の抵抗を見せていた。

ほかにも良型が釣れていて、釣果は40~71センチが1人1~6匹と上々だった。全員がヒラメをゲットし、午後6時の帰港まで存分に釣りを楽しんでいた。「ヒラメ狙いは今後も引き続き楽しめます」と高橋船長。現在は餌のオオナゴが手に入りにくい状況だが、小樽沖は特大ヒラメ狙いでまだまだにぎわいそうだ。【リポーター・竹鼻雅己=67】