長野県諏訪市の諏訪湖でワカサギ釣りのシーズン開幕を前にした4日、試し釣りが行われた。日刊スポーツ指定共栄会「諏訪湖レジャーセンター」では、常連の兎沢(とざわ)雅英さん(46)と名取幹彦さん(58)がサオを出した。水深約3~5メートルにオモリ2号、紅白のサシエサの5本針仕掛けを落とし込んで誘うと、小気味よいアタリが連発した。

サイズは8~12センチと良型ぞろい。5~6センチの「タツクリ」級はいなかった。前半は土砂降りの雨にたたられたが、午前7時30分から約4時間で兎沢さんが28匹、名取さん22匹を確保した。中にはシシャモかと思えるほど立派な2年物も掛かった。「例年よりも型がいい。開幕当初は数釣りよりも良型狙いになるでは」(名取さん)。

現在、水温17度と適温よりまだまだ高いため、群れは散っている。「周囲の山で紅葉が始まれば、ワカサギの活性も高くなる。そうなれば、例年通り数も伸びるようになるだろう」と兎沢さんも期待している。

同センターでは今月18日の開幕を予定している。