日本海積丹方面ではマダラが絶好調だ。16日、同町神威岬沖に出掛け、下は65センチから上は1メートル超えが3匹、最大は重量感たっぷりの110センチが上がった。

午前6時、第38浜丸（長内春樹船長、【電話】090・3116・6970）に9人が乗船し幌武意漁港を出発した。開始直後は弱風だったが、この海域の特徴で潮の流れは速い。水深130メートルで狙い、70～80センチのマダラが次々にヒット。銅パイプシャクリやカムイ赤金などで釣れ、巻き上げ時には竿（さお）先が曲がり海面に刺さるほどだった。

1時間半ほどで深場の大型狙いに切り替え、水深160～200メートルで流し狙い。風が強く波も高くなってきたが、マダラの引きはひときわ強くなった。90センチ前後が多く1メートルオーバーも交じった。水面に上がってきた魚体は、90センチ台に比べ頭がひと回りもふた回りも違い腹も大きい。なかなか見られないサイズだった。

特に大型を釣っていたのが恵庭市の坪井正幸さん。午前11時までに、この日最大の110センチを筆頭にメーター超え3匹、90センチ台も合わせ20匹を釣り上げた。165リットルの特大クーラーが閉まらず苦労していた。

バレも多く針は大きめのほうがいい。特にカムイ赤金でよく釣れ、タコベイトも赤やピンク系、オレンジ系しま模様も良かった。良型が多くタチ入りも多かった。長内船長は「マダラ狙いは絶好調で、今後も引き続き大型も狙えます」と、マダラ釣り好きにはうれしい見通しだ。【リポーター・竹鼻雅己＝67】