ジブリ大好き女優の太田唯(26)が、千葉・千葉寒川「小峯丸」(小峯翔太船長=35)で、シーバス釣りに初挑戦。BS釣りビジョン「きょうも大漁!関東沖釣り爆釣会」で6代目リーダーを務めるが、同番組は餌釣りのため、ルアー釣りは経験がない。翔太船長の実兄、雄大さん(38)が先生役を担当。ビギナーズラックも実力のうち? 63センチの良型を釣り上げた。

「ルアーは1度、タチウオでやったことがあるだけなので楽しみです」。胸を弾ませる太田。雄大さんから「ルアーが着底したら、底から10~15メートル巻き上げて、アタリがなければまた落とし直す。基本的にはこの繰り返しです」と基本動作を教わった。

ルアー選びもシーバス釣りの楽しみの1つだが、太田が用意していたのは60グラムメタルジグのホワイト&ピンク系とホワイト&グリーンの2種類。雄大さんのすすめでピンク系を選択してのスタートとなった。

だがこれが当たった。ルアー投入の約2分後。「あっ、来たっ! 重い、重い! やばい、めっちゃ油断していた」。魚影が、見えると、「うわぁ~大きい!」。雄大さんのタモ入れで上がったのは40センチ超。「シーバスってこんなに大きいんだ」。いきなり良型をゲットした。

「今年の目標はシイラを釣りたいんです。2022年はルアーに挑戦したくて…」と話していると「あっ、来た!」。だがこれはアタリに合わせられずフックアウト。雄大さんの釣りを見て「あのクイッという動きが私にはなかった。私の課題はフッキングですね」と先生の釣りから技を盗もうとしていた。

一見シンプルにみえるが、巻き上げるスピードと落とし直す幅とルアーの組み合わせから、その日の正解を導き出す必要がある。「巻くテンポが大切なんですよね。4拍子ですか?」。とんちんかんな発言はご愛嬌(あいきょう)。だがジブリ女優らしく、「分かった! (「となりのトトロ」の)『さんぽ』のリズムだ」。その直後にヒット。合わせも決まった。巻き上げる際にふと漏らした「ちょっと小さいかも」に、雄大さんは「サイズが分かるようになってきたらすごいよ」と賛辞を送った。だが、上がったのはこの日最大の63センチ! 見当外れに太田は照れ笑い浮かべていた。「60センチを超えているので立派なスズキです」の雄大さんの言葉に、「太田さんがスズキさんを釣りました!」とギャグを交えつつ満面の笑みを浮かべた。

「10時半くらいが潮止まりなので、そこまでが勝負かなと思います」。潮の状況を勘案し、しっかり作戦を立てる辺りはさすが関爆リーダー。結果的にこの読みが当たり、潮止まりから下げ潮になると、追いがいまひとつとなった。

結局この日、6匹をゲット。「すごく楽しかった! 好きな釣り物リストに入りました。プライベートでまた来ますのでよろしくお願いします」と完全にはまったようだ。

この時季、例年であれば港付近がポイントとなるが、今年は潮温が低く遅れている。「潮温が上がれば魚が浅場に移動してくるので、港付近でも釣れると思います。まだ食いが浅くてバレてしまうけど、しっかりしたアタリも出るでしょう。今はジギング(縦の動き)だけど、今後は建造物周りのキャスティング(横の動き)もできると思います。これからが本番で、4月いっぱいは楽しめると思います」と翔太船長は予測した。

80センチ以上のランカーサイズも夢じゃない。何より手軽に楽しめるのが魅力。東京湾のシーバスに挑戦してみよう!【川田和博】

◆太田唯(おおた・ゆい)1995年(平7)9月25日、奈良生まれ。釣りは18年に始め、今年で5年目。特技は魚をさばくこと。好きなものはジブリ作品、釣り、きな粉。横浜DeNAベイスターズ応援番組「今日から!ベイスターズ」等にレギュラー出演中。身長158センチ、血液型AB。

▼千葉寒川「小峯丸」 【電話】043・222・6557。現在、1日船&夜便の2便。1日船は集合午前6時、大人8500円女性・中学生以下6500円。夜便は集合午後5時、大人7500円、女性&中学生5500円。レンタルロッドあり。他タチウオ、希望でLTアジも受付。※詳細は必ず船宿にお問い合わせください。