日本海積丹方面でのヒラメ釣りは、7月に入っても変わらず好調だ。2日に出掛けた神恵内村川白沖の珊内(さんない)~前浜沖では45~50センチを主体に、時には70センチオーバーの大物も上がった。1人15~30匹と、質量ともに満足できる1日となった。

午前5時、高栄丸(高田船長、【電話】0135・77・6200)に4人乗船で川白漁港を出港し、水深30~45メートルのポイントへ向かった。ヒラメ用仕掛け、バケ500~600グラム、餌はオオナゴを使用した。潮の流れがちょうど良く、風も多少ある好条件。霧雨が降り続いてはいたが、波がなく影響はなし。早朝から次々に釣れた。午前11時の沖上がりまで、前半と後半に食いが良く、一方で中盤は少し食いが渋く巻き上げ時にバレることが何度かあった。

前浜や珊内沖でよく釣れ、窓岩方面では再三にわたって大型フグの攻撃にあい、仕掛けが切られるなど邪魔をされた。ポイントを変えても同じでヒラメは上がらず。珊内ではフグも、やっかいなギスカジカも見られず、それが良かったか。キャップの色はピンクやオレンジ系、赤金などが良く、タナも多数釣れる時のように底から2~5メートル上げたあたりで釣れていた。

乗船4人で、ヒラメは1人38~73センチが15~30匹。45~50センチが最も多く、なかには60センチや70センチオーバーも。札幌から訪れた本間実さんがこの日最大の73センチを釣った。ほか、35~40センチのミズクサカレイ2~5匹、マゾイとシマゾイ、アブラコがそれぞれ船中数匹。高田船長は「ヒラメ狙いは今後も続き数や型も期待できるでしょう」と話しており、大中小ありの引きを楽しめる。【リポーター・竹鼻誠己=68】