太平洋日高沿岸ではこの時期、釣り会や倶楽部の大会が盛んだ。北海道遊釣倶楽部の今年5回目の大会は13日、様似町様似港~えりも町えりも岬漁港で行われた。参加した25人がアブラコやカジカ、カレイなどの釣果で競った。アブラコは50センチの重量感たっぷりの大型も釣れ盛り上がった。

審査方法は2匹身長+5匹重量で、優勝したのは様似港に入釣した石川陽司さん。ロックスタイルでいつものように海底を探り、41センチのクロガシラをゲット。審査ではほかにアブラコ、ソイも加え1184点を稼いだ。2位白勢孝信さんは襟裳岬周辺に入り、アブラコの大物狙いだ。多数を釣ることはできなかったが、良型をそろえた。カジカにも専念したが、こちらはなかなか釣果に結びつかず。1098点で2位に滑り込んだ。

3位の大杉和洋さんは、磯ロックに挑戦し、襟裳第3から第7を歩き良型アブラコを釣った。フットワークの軽さを生かした見事な釣果だった。5位の福原則和さんが、身長賞となる50センチのアブラコを釣り上げた。

様似~えりも間の沿岸をメーンの釣り場にした大会はまだまだ秋まで続き、会や倶楽部に入って楽しむ愛好家が足を運ぶ。道遊釣倶楽部でも10月にもまた開催を予定している。【リポーター・藤本康隆=48】

▼成績(2匹+5身) (1)石川陽司1184点(2)白勢1098点(3)大杉1072点(4)碓井960点(5)福原958点 ▼身長 福原則和アブラコ50センチ