ジブリ大好き女優でBS釣りビジョン「きょうも大漁!関東沖釣り爆釣会」6代目リーダーの太田唯(27=以下「リーダー」)が29日、茨城・大洗「きよ丸」(飛田和弘船長=59)で、ショウサイフグのカットウ釣りに挑戦した。この時季フグは白子が入り、それを目当てに挑戦する釣り人も多い。

東京湾のいわゆる“湾フグ”には、昨年10月に挑戦。「あの時は条件が良くて、仕掛けを落とせば釣れる感じで、釣れすぎて早あがりになったほどでした」という。湾フグの餌は主にエビだが、大洗沖はエビの他にアオヤギも使う。「せっかくなので、アオヤギで挑戦します」。まずは仲乗りの関根和志さん(30)に餌の付け方を教わりスタート。開始から約1時間ほどで1匹目をゲット。「ちゃんとサオ先を見て合わせられました。その前に2回くら当たったけど掛け損ねて、3回目で掛かりました」。

だが、この日は後が続かない。約45分後、飛田船長と何やら会話をすると、その直後に赤ちゃんサイズがヒットも、これはリリース。その5分後にもヒット。実は「仕掛けを止めておいてアタリがあったら合わせるよりも、今日は小まめに上下させ、違和感があったら合わせたほうがいい」とのアドバイスをもらったのだ。「アドバイスを元に自分なりの釣り方を探せるのが楽しい!」と思わず笑みがこぼれた。

しかし、リーダーを思わぬ敵が襲う。暑さだ。都内は気温33度で今季最高をマーク。大洗沖も32度で、風もない。容赦ない太陽光に「ちょっと休んでいいですか?」とグロッギー気味。軽い熱中症をも疑ったが、本人は「大丈夫です」とのことで1時間ほど休憩。復活すると、リフト&フォールを繰り返した。

そんなリーダーのひた向きさに、釣りの女神がほほ笑んだ。11時5分に4匹目がヒット。その5分後には5匹目が掛かり、サイズアップにも成功。またその5分後にも「キタッ~!!」と時合いをつかんだかに見えたが、「ん? 生命反応がないかも…」。上げてみると、大きな石だった。だが終了5分前の11時25分、見事に6匹目をGETすると、「太田唯、フグを攻略できたな!」と高らかに宣言した。

「最後の30分は、それまで一気に着底させていたのを20センチくらい前で止めて、そこからゆっくり10センチ下ろして、着底させずにやってみた。リズムを変えたのがよかったみたいです」と胸を張った。「最初はどうなるかと思ったけど、常連さんでも6匹というこの状況で同じく6匹釣れたので良かったです」とほほ笑んだ。

飛田船長によれば、この日は「潮色はよかったけど、流れ不足だった上に、反応も少なかった。いつもより渋かった」という。関根さんや常連客も「今日は渋い」と口をそろえた。なお、この日の最大は39センチ、サオ頭は22匹で、肝心な白子の入りは上々だった。 「白子は例年通りであれば、8月いっぱいまでは楽しめると思います。白子が抜けると一段落ですが、潮温が下がり始める10月ころからはフグの身がしまり始めます。うちでは11月いっぱいまでフグを狙う予定です」と話した。

この日の模様は後日、日刊スポーツ釣り特集(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。