釣り具メーカー「ジャッカル」プロスタッフの宮本英彦氏(69)が1日、千葉・保田「村井丸」(村井智博船船長=60)で、カワハギ釣りにおける“こだわり”を紹介した。
釣り人の数だけ釣り方がある。そう言っても過言ではないのがカワハギ釣り。初心者でもハマればサオ頭獲得もあり得るが、多くの場合、釣り人の技術が釣果に直結するシビアさがある。では、プロは一体どんなこだわりを持っているのだろうか? 宮本氏はその筆頭に餌を挙げ、「餌のストレスは極力避けたい」という。
カワハギの餌と言えばアサリのむき身だ。「できればむきたてがいい。大会では自分でむいたものを使います」とし、「プライベートでは大会用にむいたアサリを塩漬けにして保存したモノを使います」と話した。この塩漬けも「塩と味の素を混ぜたパウダーをかけ、海水と同程度の塩分濃度の塩水に漬けて冷蔵します。冷凍モノを解凍すると、どうしても線維が壊れてしまうのですが、塩漬けでも持って4日ほどです」。また、大きさにもこだわるが「大きいのはダメ」が宮本流。「小さいのは2個付けとかで解決できるけど、大きいのは解決方法がない」と笑った。
そんな宮本氏が自信をもって推薦するのがマルキユー「カワハギゲッチュ」だ。「市販品としては、現時点で最もクオリティーが高い。粒もしっかりそろっている」と太鼓判を押した。
仕掛けも自家製でこだわりがたっぷり。針は吸わせ系7・5号を使用だが、集寄はなく至って簡素。「いろいろ試した結果、シンプルにアタリを取りやすいということでたどり着いたのがこれ」。集寄を兼ねた光を発するオモリもあるが、「あれは効果があると思うけど、高価なのでロストすると痛い。だから、使うのは大会だけ」と笑った。
そんな宮本氏の釣り方だが「基本的には、キャストをして広範囲を探ります」。そんなこだわりが詰まった釣りをもってしても、この日は本命のバラシを連発。また、ゲストの猛攻撃もあった。ロッドを軟らかいモノ変えるなど対策を取ったが、6匹に終わった。「今日はやること全てが裏目になってしまい、アタリを出せなかった。自分の思う釣りがはまらず難しかった」と苦笑した。なお、トップは9匹だった。
村井丸は今季からカワハギ釣りを開始。村井船長はこの日の状況を「今週頭に18度あった水温が、今日は16・5度に下がり、潮も澄み過ぎた」と説明。今後については、「希望があれば出船していきます」。ポイントは港目前で絶好のロケーション。今後に注目していきたい。 【川田和博】 この日の模様は後日、本紙釣り特集面(関東版)および、ユーチューブ動画「ニッカン釣りちゃん」で近日公開予定。

