男性を魅惑するのに必要な女性の「露出度」は、いったい何%? そんな興味深い結果を、イギリスの研究者が発表しました。リーズ大学の4人の女性研究者は、ナイトクラブに音声レコーダーを持って潜入。クラブに来ている女性の服装と、その女性が今日何人に声をかけられたかを調査しました。

集計に際して、露出度を数値化。「片方の腕を全部露出した場合10%」、「片足の場合15%」、そして「胴体の場合50%」で計算。この数字をもとに統計をとったところ、露出が「40%」の人は、ほとんど肌を見せない人に比べて、2倍の男性から声をかけられていることが分かったそうです。

それでは、露出が激しいほど、声をかけられる度合いが増すかといえば、これがその限りにあらず。40%以上露出している人については、数字が悪化したというから不思議です。研究チームのリーダーである心理学者のコリン・ヘンドリー博士は「足と腕の露出を多くすれば、それで十分。それ以上は、将来不実を働く可能性を男性が感じてしまうため、結果が悪くなると考えられます」と話しています。また、同じ露出度なら夏よりも秋、冬のほうが魅力が増す傾向があるようです。

魅惑的な女性ということで少し話は飛躍しますが、妻の「不倫」について、同じイギリスの、95年の調査があります。「夫以外の人とエッチした女性の割合」と「子どもの数」の関係について調べたものです。妻の「不倫率」は子どもなしで5%、子ども1人で3%でしたが、子ども2人で10%と一気に2ケタに届き、4人以上なら31%という結果だったということです。

つまり、子ども2人を境に子どもが増えるほど、不倫率は高くなっているのです。なぜでしょう? 「妻は、『子どもが2人以上いれば、夫はそう簡単に自分を見捨てない』と、本能的に察知しているからでは」という説があります。いずれにせよ、円満な大家族を切に願っています。

◆森田豊(もりた・ゆたか)1963年(昭38)6月18日、東京都生まれ。秋田大医学部、東大大学院医学系研究科修了。米ハーバード大専任講師を歴任。現役医師として活躍すると同時に、テレビ、ラジオでコメンテーターとして出演多数。テレビ朝日系の人気ドラマ「ドクターX~外科医・大門未知子~」の医療監修をドラマ立ち上げの時から務め、今年10月に新シリーズを迎える。気分転換は週2回のヨガで、15年あまり継続。インスタグラムdoctormorita、ホームページmorita.proなどで情報発信中。