(5)朝スマホで夜はグッスリ

スマートフォンのブルーライトは、一般的に視力に悪影響を及ぼし、睡眠の妨げになるといわれる。ブルーライトカットフィルムも普及したが、完全にシャットアウトするのはなかなか難しい。そのブルーライトをうまく活用すると、睡眠の質の向上につながる。

「ブルーライトは、日中の青空を見たときと同じような光線といえます。夜見ると睡眠ホルモンのメラトニンの分泌を抑制するため、目が覚めますが、朝見ればスッキリした目覚めに役立つといえます」と、杏林大学名誉教授の古賀良彦医師。睡眠障害の診療や研究を数多く行っている。

「朝、ブルーライトの光を見ると、朝日を見るのと同じような状態になり、体内時計も整いやすくなります。結果として、夜グッスリ寝ることにつながるのです」

人間の体内時計は、目覚めてから12~13時間程度が活動モードで、体温や心拍などを高めに維持し、脳や体が活発に働くようになっている。その後、睡眠モードに突入し、布団に入って熟睡というパターン。

「朝の目覚めが悪いと体内時計が乱れ、夜の寝つきが悪くなります。本当は、起床後に外に出て朝日を浴びていただきたいのですが、生活環境などで難しいこともあるでしょう。そんなときにはスマホを活用してみてください」

秋から冬は通勤の早朝に太陽が出ていないこともある。目覚めた後や出勤途中に、スマホのSNSや仕事のメールの処理を行うとよいそうだ。「スマホ朝活」で夜グッスリを心掛けよう。