季節の変わり目は体調を崩しやすい。外気温の変化などで風邪をひきやすく、頭痛やめまい、倦怠(けんたい)感など体調不良に襲われることも。
「気象の変化は、気圧差、寒暖差、湿度の順番で身体へ悪影響をもたらします。湿度も適切な範囲内にないと、体温調整を行う自律神経に負担がかかり不調につながるのです」と、「せたがや内科・神経内科クリニック」(東京都世田谷区)の久手堅司院長。「低気圧不調が和らぐヒントとセルフケア 気象病ハンドブック」(誠文堂新光社刊)の著者で、季節の変わり目に体調不良に陥る人を数多く治療している。
「エアコンの室温を20度で暖房をつけても、湿度が20%ならば寒く感じ、50%で暖かく感じやすい。冬場の乾燥対策は重要です」
必要に応じて加湿器を使い、皮膚に対しては保湿剤を活用する。ドライアイには点眼液、のどの粘膜の乾燥を防ぐためにこまめな水分補給やうがいも役立つ。
「湿度が下がると寒いと感じて、体温を上げるため交感神経が優位になります。この状態が続き自律神経の働きが疲弊すると、冷えを感じるようになります」
冷えの改善では、<1>腹式呼吸(副交感神経を優位にして血行をよくする)、<2>入浴(38~40度のぬるめのお湯に10~15分)、<3>運動習慣、<4>ショウガやネギ、ニンニクなど身体を温める食材を活用、<5>常温や温かい飲み物を選ぶ。
「寒暖差の激しい場所では冷え対策が重要です。季節の変わり目の体調不良予防にも役立ちます」

